jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

2022-01-01から1年間の記事一覧

「香君 下 遥かな道」を読んだ感想

物語としてそれぞれ個性ある登場人物ばかりでしたが、誰一人傷つかない展開で楽しめました。児童文学として納得の終わり方です。嫁さんと娘にもおススメしたけど、なかなか読んでくれないのが少し残念。2022年:24冊目 評価:☆☆☆☆ 香君 下 遥かな道 (文春e-b…

「香君 上 西から来た少女」を読んだ感想

前作では伝染病を中心とした物語だったが、今回は食料を中心とした農業物語で、非常に面白く読めました。2022年:23冊目 評価:☆☆☆☆ 香君 上 西から来た少女 (文春e-book) 作者:上橋 菜穂子 文藝春秋 Amazon 遥か昔、神郷からもたらされたという奇跡の稲、オ…

「天下を買った女」を読んだ感想

伊東潤氏の「日野富子」を主人公にした最新著作です。将軍御台所としてどのように応仁の乱前後を生き抜いたのかを改めて知ることが出来ました。帝との関係については、タブーに切り込んだのかもしれないけれど、ちょっとあまり意味が感じられなかった点は残…

Google Pixel 6を購入しました

楽天モバイルの回線をどうしようか悩んでいましたが、近くのお店でGoogle Pixel 6がMNPすると一括1円で購入出来ましたので、切り替えました。メインで使う端末ではないのですが、想定していた以上にサイズが大きくて、普段使いのiPhone12miniと比べるとかな…

「幸村を討て」を読んだ感想

直木賞受賞作「塞王の楯」に続いての本書ですが、真田幸村の兄である真田信之視点での話は非常に読み応え十分な内容でした。確かに、今まであまり気にも留めていなかった「信繁」という名前と「幸村」についてこのような「思惑」があったのか?と思わせるよ…

「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」を読んだ感想

昨年から「メタバース」というキーワードを良く見かけますが、分かるようで分かっていなかった内容なので、読み始めたところ、意外と内容が面白く引き込まれました。メタバースを構成する技術については、あえて深く掘り下げられていないですが、どちらかと…

「高望の大刀」を読んだ感想

桓武天皇の孫である平 高望を主人公にしたライトノベル?のような小説でした。第13回日経小説大賞受賞作という事で期待して読み始めましたが、個人的に好きな骨太の歴史小説ではなかったですが、平安末期の雰囲気を何となく感じることが出来るお話でした。20…

「津軽戦国始末」を読んだ感想

津軽為信を主人公にした津軽地方の戦国物語です。津軽為信その人は、南部家からの独立を果たして、戦国時代を最後まで生き抜いた武将なので、もっと深堀・味付けしたら非常に面白い歴史小説にはなったと思いますが、歴史小説と言えるほどの分量ではなく、郷…

「脳を最大限に活かす究極の運動法」を読んだ感想

本書は、脳を最大限に活かすために効果的なエクササイズをストーリー仕立てで紹介してくれます。主人公が働いている職場をIT業界にして、やる気のない中年サラリーマンが、ある日突然、実業団のトライアスロンチームに選ばれ、その中で話を膨らませています…

「クラウドシステム移行・導入: アーキテクチャからハイブリッドクラウドまで」を読んだ感想

図書館で新しく貸し出しが開始されていたので、借りて読んでみましたが、これから新しくクラウドシステムを導入する初学者向けの内容でした。新入社員の教材に良いかと思いましたが、著者はベンダー中立的な立場を踏まえながら、AWSでの例示が多いので、Azur…

「アフター・メルケル 「最強」の次にあるもの」を読んだ感想

昨年までドイツ首相であり、世界のリーダーの一人であったメルケル首相の足跡を経済を中心に解説した本です。ドイツと日本は漠然と似ている国であると、時々聞くことがあります。それは第2次大戦後に製造業を中心とした基幹産業によって、発展してきたことで…

「現代ロシアの軍事戦略」を読んだ感想

今年一番の世界的な問題・ニュースはロシアによるウクライナ侵攻だと思いますが、HNKの報道番組でロシア軍事の専門家として、凄く分りやすい説明をされていた小泉悠氏の著作になります。ロシアの軍事的な思想や実際の戦略についても網羅的に調査されており、…

「日本車敗北」を読んだ感想

自動車業界で起きることは、自分の近くでも近しいことが発生すると思いますので、考えるための材料として手に取ってみました。内容としては、テスラをEV車の代表としてその比較論に終始しており、途中から環境問題へと発展する論調の為、大きな社会構造と…

「Do It Yourself 自分の人生のつくりかた」を読んだ感想

予約した記憶は無かったのですが図書館から貸出準備が整ったとの連絡を受けて、さっそく読み始めました。(多分、タイトルに惹かれて予約だけしていたよう)著者は、コンフィデンスマンJPにも出演しているマイケル・キダさんですが、本を読むまでどのような…

「リモート疲れとストレスを癒す「休む技術」」を読んだ感想

コロナ禍になって、在宅勤務中心の生活になっていますがややもすれば、ONとOFFの境界が曖昧になってきていると思います。そんな中で、意識して「休む」事が出来ないと、今後の生活に支障をきたす事になると最近強く感じるようになってきています。そのような…

「信長、鉄砲で君臨する」を読んだ感想

種子島への鉄砲伝来から、最後は本能寺の変で鉄砲によって終わる話です。戦国時代の戦いが鉄砲によって、どのように変化したかが良くわかるお話でした。明治維新も侍から洋式銃による民兵へと変化する時代だったと思いますが、そのような変化が戦国時代にす…

「畠山重忠-武者の世を創った漢-」を読んだ感想

今年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」ですが、本書はその中でも中川大志さんが演じる「畠山重忠」を主人公にした歴史小説です。畠山重忠が先陣を任された奥州征伐に関しては意外と藤原氏も抵抗していたんだなと再発見です。大河ドラマとは違って、鎌倉幕府の…

「趙雲伝」を読んだ感想

久しぶりに塚本青史氏の著作を読みました。趙雲子龍視点で地方軍閥である「公孫 瓚」を中心とした前半の三国志時代の話は、あまり詳しく知らなかった事もあり面白かったです。范彊との関係など、新しい視点での創作?も入っていて楽しめました。数年前は、津…

「家康(三)長篠の戦い」を読んだ感想

これで前半戦が終了です。長篠の戦いが、家康の手柄になっているところはちょっと、贔屓の引き倒しになっているような気もしましたが、佐久間信盛とのやり取りはこれまでの経緯含めて納得感がありました。織田信長の水野信元に関する扱いは、戦国の無常を感…

「家康(二) 三方ヶ原の戦い」を読んだ感想

三方ヶ原の戦いを中心と話です。馬場信房との話など、如何にもありそうなエピソードです。2022年:6冊目 評価:☆☆☆ 家康(二) 三方ヶ原の戦い (幻冬舎時代小説文庫) 作者:安部龍太郎 幻冬舎 Amazon 時は大航海時代。世界を見据えた信長の先見性に圧倒されな…

「家康(一)信長との同盟」を読んだ感想

だいぶん前に単行本で1巻を読みましたが、電子書籍で文庫本が安くで販売されていたので、改めて読み直しています。徳川家康に関しては、来年の大河ドラマも期待していますがこの「家康」もなかなか面白いです。2022年:5冊目 評価:☆☆☆ 家康(一) 信長との…

「戦百景 桶狭間の戦い」を読んだ感想

ライトノベル的な歴史小説でした。サクサク読めますが、それだけのような感じです。後に残るものは少なかったです。2022年:4冊目 評価:☆☆ 戦百景 桶狭間の戦い (講談社文庫) 作者:矢野隆 講談社 Amazon 事の起こりは今川義元敗死の6年前に遡る。天文23年(…

iPhone 12を購入しました

近くのエディオンでiPhone 12を購入しました。今、NTTドコモでは端末だけの購入でも6万円の割引がされていたのでお得に購入する事が出来ました。昨年10月にiPhone 12 mini を購入して使っていましたがこのサイズ感も良いのですが、やっぱり画面は大きいほう…

「真・慶安太平記」を読んだ感想

知恵伊豆こと、松平信綱と保科正之の政争を中心とした由井正雪の乱をミステリー仕立てにした物語です。ただ、保科正之側からすると、松平信綱から常に悪意ある見方をされているだけの話だったかも。それぞれが、自己の正義を貫くとこんな結末になるのかもし…

「塞王の楯」を読んだ感想

戦国時代の近江の国を代表とする技能集団である「穴太衆」と「国友衆」のライバル同士の戦いを関ヶ原合戦の前哨戦である大津城の戦いに絡めるあたりは流石です。京極高次と立花宗茂に関しても良い持ち味を出していました。500ページ以上の大作で、久しぶりに…

Anker Soundcore Mini 3を買いました。

自宅の各部屋でAppleMusicを聞くために、Anker Soundcore Mini 3を買いました。以前から持っていたAnker Soundcore miniと比べると、やはり音質が良くなったように感じます。充電もUSB-Cになって扱いやすくなっています。 Anker Soundcore Mini 3 Bluetooth …

「透明な螺旋」を読んだ感想

新年1冊目の読書は、嫁さんが図書館で借りてきた本を私も同じ図書館で予約していましたが、まだ40人待ちの状態だったので、先に読ませてもらいました。ガリレオファンの間では、色々と批評がある本書ですが普通に面白い内容でした。湯川博士の家族に関しても…