jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

2010-01-01から1年間の記事一覧

2010年の終わりに

今年一年いろいろな事が起きました。自分の身の回りでは家族が増えたり、会社では責任ある立場になったり、日本では、世界ではと視点を広げると世の中は常に一時も止まらずに動いています。今年はそういった意味では、飛躍に向けて力をためる年だったと思い…

亀井琉球守

今年最後に読んだ本が岩井三四二氏の 「亀井琉球守」になりました。 名前だけは知っていた戦国時代の武将 亀井茲矩の一生を駆け抜ける物語でした。 岩井氏の著作は、いつもクスッという感じの 話なのですが今回は力作でした。 メジャーな武将でなくても作者…

クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル

HACKSシリーズのクラウド編です。 いつもの感じで良くまとまっていました。 内容的にはあまり目新しさはなかったけど さすがにクラウドコンピューティングに関しては 良く調べられていました。 技術者よりも先進ユーザーの方が、クラウドに 関しては詳しいか…

地の日 天の海 下

天海大僧正に関してという事でしたが、特に物語の 中心に居るわけではなく、語り部という感じでした。 内田氏による戦国時代を書いてみましたというような 可もなく不可もなしというような内容でした。 ストリーテーラーとしての腕は一級なので、物語に 引き…

地の日 天の海 上

普段は歴史紀行ミステリー小説の旗手である内田氏の 初めての歴史小説です。 それだけでも一読の価値があり!? 2010年:64冊目 評価:☆☆☆ 地の日 天の海 上 (カドカワ・エンタテインメント) 作者:内田 康夫 発売日: 2010/11/30 メディア: 新書

南海の翼 ─長宗我部元親正伝

長宗我部元親に関する小説です。 今年は良く長宗我部元親に関する小説を読み ました。 家臣である久武親直の視点からの語りですが まぁまぁの内容でした。 少し戦に関する記述が弱かったですが。 長宗我部元親フリークとしては満足出来る 小説でした。 2010…

財務諸表を読む技術 わかる技術

小宮先生の財務本です。 やっぱり小宮先生は本職であるこの手の本を もっと多く出して欲しいですね。 今年はたくさんの小宮先生の著作を読みましたが 経営に関する本がやっぱり一番良いです。 2010年:62冊目 評価:☆☆☆ 財務諸表を読む技術 わかる技術 (朝日…

黒い悪魔

三銃士で有名な文豪デュマの父親の物語です。 史実でも確認できる人なのでここまでハチャメチャな 人生を送ったかわかりませんが、フランス革命時代の 有名人の一人であったことは確かだと思います。 あのナポレオンに対して、一歩も引かずに相対する ところ…

風の陣【風雲篇】

シリーズ第4弾です。 いよいよ物語も佳境に進んで蝦夷と帝の戦いが 始まろうというところです。 あと1巻で最終巻になります。 文庫版が出るのが待ち遠しいです。 2010年:60冊目 評価:☆☆☆☆ 風の陣【風雲篇】 (PHP文芸文庫) 作者:高橋 克彦 発売日: 2010/1…

風の陣 天命篇

シリーズ第3弾です。 ここで道鏡を出してくるあたりさすがです。 奈良平城時代の雰囲気が出ていて非常に 面白いです。 2010年:59冊目 評価:☆☆☆☆ 風の陣【天命篇】 (PHP文芸文庫) 作者:高橋 克彦 発売日: 2012/09/14 メディア: Kindle版

風の陣[大望篇]

風の陣第2弾です。 実際にここまで活躍したかどうかは分りませんが 牡鹿嶋足が正四位上まで昇進した事は史実なので すごい人だったと思います。 ここまで面白く物語を描けるのもすごいですが。 2010年:58冊目 評価:☆☆☆☆ 風の陣[大望篇] (PHP文芸文庫) 作…

風の陣 [立志篇]

久しぶりに面白い歴史小説の大作です。 やっぱり高橋氏は、蝦夷モノを書かせたら 右に出る人は居ないです。 時代的にもあまり知られていないところを 選択するあたりはさすがです。 嶋足の今後の活躍に期待です。 2010年:57冊目 評価:☆☆☆☆ 風の陣 [立志篇]…

君の会社は五年後あるか? 最も優秀な人材が興奮する組織とは

ワークスアプリケーションズCEOが書いた本 なので興味があり購入しました。 内容は自社の人材育成に関しての紹介でした。 インターンシップの時に、課題を与えてやってみせる というのは結構どこでもやっているのモノかと思って いましたが、著者が本に書く…

創造性とは何か

KJ法を開発した川喜田先生の大作を新書版に 再編集したものです。 もっと先生の著作を読みたいので、ぜひ続編も 新書版で再編集して出版してもらえたらと思い ます。 2010年:55冊目 評価:☆☆☆ 創造性とは何か(祥伝社新書213) 作者:川喜田二郎 発売日: 201…

iPhone情報整理術 あなたを情報’強者’に変える57の活用法!

iPodTouchとpocket wifiの組み合わせで眠っていた iPodTouchがiPhone並みの機能を発揮し出しました。 やっぱり今の時代、ネットに繋がっていないデジタル 機器は只の箱ですね。 2010年:54冊目 評価:☆☆☆ iPhone情報整理術 ~あなたを情報’’強者’’に変える57…

のぼうの城 下

のぼうの城(下)です。 上下巻に分かれるほど内容は分厚くないです。 映画の原作本としてはこれで良かったのかな。 2010年:53冊目 評価:☆☆☆ のぼうの城 (下) (小学館文庫) 作者:和田 竜 発売日: 2010/10/06 メディア: 文庫

のぼうの城 上

映画化にもなったベストセラー本です。 文庫版が出たら買おうと思っていました。 あまり流行りものをすぐに買うのは本読み としてはいやなので待っていました。 内容は絶賛されているほど、面白くない というパターンに当てはまると思います。 普段、歴史小…

EVERNOTE「超」仕事術

iPodTouchとpocket wifiの組み合わせでクラウド 仕事術を最近始めています。 数年前には、ウィルコムのW-ZERO3[es]を使って いましたが、イーモバイルのデータ通信カードが 発売されてからは、専らノートPCを持ち歩くように なっていました。 今回、最近のク…

即刻〈リセット〉したい5つのこと リーダーになってもデキる人 33のルール

著者の経歴を確認すると同業の方が書かれて いたので、購入しました。 リーダーになってから、メンバーを率いていく ための参考になればと思い購入しました。 2010年:50冊目 評価:☆☆☆ 即刻〈リセット〉したい5つのこと リーダーになってもデキる人 33のル…

ひらめき力速習教室

小宮先生の思考の整理術のような本です。 この後、小宮先生著作で同じ系統のアウトプット術 に関する本が発売されたけと、こっちの方が 個人的には良かったです。 2010年:49冊目 評価:☆☆☆ ひらめき力速習教室 頭の引き出し整理術 作者:小宮一慶 発売日: 20…

信長の野望・天道 パワーアップキットの不具合にみるお客様指向のなさ

注文していた信長の野望・天道 パワーアップキットが発売日から1日遅れで到着。さっそく遊ぼうとインストールすると動作せずにエラーとなりました。一瞬茫然となりましたが、回避策がないかぐぐると、一応パッチがWEBで用意されていましたが、なんとこのパッ…

火城―幕末廻天の鬼才・佐野常民

幕末の佐賀藩の事が知らなかったので、その点は 面白かった本です。 ただ、1冊で完結しているような話ではなかったので 続編に期待してしまいます。 もう少し主人公を中心に話を進めてもらえたらなぁ とも思います。あまり主人公の佐野常民が幕末の 佐賀藩に…

本多静六 成功するために必要なシンプルな話をしよう

本多先生の本は、途中まで読んでいる本が 何冊かありますが、やっと1冊だけですが 最後まで読了出来ました。 書いている事はほぼ似たような事なので どれか1冊読めば良いかなぁと思います。 2010年:47冊目 評価:☆☆☆ 本多静六 成功するために必要なシンプル…

モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方

前々からモレスキンのノートを一度は使って みようと思っていました。この本を読んで、 さらに欲しくなりました。本の装丁もモレスキン を意識したシンプルな作りで良い感じです。 内容もモレスキンを使うにあたっての心づもり から具体的な使い方まで網羅し…

天佑、我にあり

海道先生の待ちに待った新作です。 期待を裏切らない力作です。 ここまで川中島の戦いを詳細に物語った話は 無かった?のでは。 両陣営の武将の機微まで丁寧に記述されて いて本当に面白かった時代小説です。 それにしても川中島の戦いの勝者はどっち だった…

センゴク兄弟

漫画「センゴク」の人気に乗って派生した話かと 思っていましたが、思いのほか作りが丁寧で 良い意味で期待を裏切る歴史小説です。 こんなに個性的な兄が実在しているのであれば 今後漫画の方でも出てきても面白いなぁ。 2010年:44冊目 評価:☆☆☆ センゴク…

いい匂いのするITソリューション

コベルコシステムの秘伝!?が書かれた本です。 同じ業界、同じ立ち位置の会社に所属している 人としては読んでおくべき本です。 読んで思った事は、トップがITの事を本当に 理解し、それを商売としてやっていく事が出来る 人材でないと難しいと言う事でしょ…

李巌と李自成

何となく最後まで物足りない物語でした。 小前さんの小説はテーマは面白いんだけど、 読み終わった後の爽快感が無いのがね。 戦場における描写も少し物足りないし、 あれだけの軍隊になればもう少し登場人物を 増やしても良いし、深堀しても良いと思います。…

間違いだらけのソフトウェア・アーキテクチャ―非機能要件の開発と評価

久しぶりの技術読物です。 アーキテクトという人種とは何なのかと言う事が よくわかる本です。 かなり皮肉な話ばかりですが、本質を突いている ところが多くあります。 技術的な話でないぶん、敷居は低いと思います。 ただ、カバーデザインがちょっとね。。…

子育ての経済学 ビジネススクールの講義でいちばん受けた話

著者の子育て経験を経済学で話すとこの物語が 出来上がります。 実際に自分が経験した事(出産立会と寝かしつけ) では思わず頷いてしまう内容です。 まだこれから経験する内容については、なるほど と思いつつ読み終えました。 子供の人数に比例して、父親…