jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

2022-01-01から1年間の記事一覧

「学び直し大全」を読んだ感想

今年は社会全体でリスキリングについて話を聞く機会が多かったですが、この書籍はリスキリングに取り組みたいけど何から始めたら良いか分からない人向けの書籍でした。一応、広く浅く紹介されていましたが、そこまで印象に残る話は無かったです。2022年:53…

「天下大乱」を読んだ感想

徳川家康と毛利輝元を軸に関ケ原の戦いまでを群像劇とした物語でした。今年の大河ドラマのように戦のシーンはほとんどなく、登場人物の会話だけで成り立っていましたが、そこそこ面白かったです。著者は色々と実験的な書き方をされているようで、最近は当た…

「DAO(分散型自律組織)の衝撃」を読んだ感想

新しい組織論の話かと期待していましたが、どちらかというと仮想空間におけるコミュニティの作り方?に近い話でした。今年はメタバースやNFT等、Web3を起点とする新しい概念が多く語られてきた年だと思いますが、まずはVRから学んでいきたいと思います。2022…

「北条氏康-河越夜襲篇」を読んだ感想

久しぶりに軍配者シリーズ著者の「北条氏康」の続編です。今川義元や武田信玄等が登場してきて賑やかな話ではありましたが、ちょっとマンネリ感がして、川越夜襲の戦いも、あまり盛り上がりませんでした。若い時に比べて、読むペースが落ちてきているなぁと…

「家康が最も恐れた男たち」を読んだ感想

来年の大河ドラマに便乗した徳川家康が主人公の歴史小説です。家康が対峙した相手との事を物語とすることで、天下統一までの記憶をたどるお話でした。特に目新しいものはなく、可もなく不可もなしなお話でした。2022年:49冊目 評価:☆☆☆ 家康が最も恐れた男…

「87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし」を読んだ感想

最近は終活に関して興味が出てきましたので、それに関連する書籍を図書館で見つけたら読んでいます。高齢者の一人暮らしについて参考になる本でした。2022年:48冊目 評価:☆☆☆ 87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし 作者:多良 美智子 すばる舎 Amazon 87…

「馬廻役仁義」を読んだ感想

三河雑兵心得シリーズの10巻目です。前の巻では、最後に討ち死にシーンで引いて終わりましたがその後の捕らえられた状態からのスタートでした。作中でも語られていましたが、地震によって武田家は滅亡して、地震によって徳川家は首の皮一つ繋がったというの…

「月14万円の年金で夫婦が生活している術」を読んだ感想

今後の自分自身を含めて参考になるかと思い、図書館で借りてきました。そこまで具体的なものが書かれているわけでは無かったですが、気持ちの持ちよう一つかなという事が分かりました。両親を自分の扶養家族にすることも選択肢の一つであることが分かりまし…

「一冊でわかる北欧史」を読んだ感想

北欧については地理的にも遠いことがあって、今まであまり意識して学んだことが無かった地域ですが、ロシアのウクライナ侵攻を契機に色々と情報が出てきているけど、いまいち良く分からなかった事もあり、図書館で目に留まったので借りてきました。昔はスウ…

「上田合戦仁義」を読んだ感想

足軽出世すごろくの第9弾です。いよいよ最新刊まで読み進めました。真田昌幸が良い味を出していますが、最後に主人公が討ち死にしたような感じで引いて終わるところで本巻は終わりましたが、続きが気になります。次の巻では真田信之に助けられて、その縁で本…

「小牧長久手仁義」を読んだ感想

足軽出世すごろくの第8弾です。2022年:43冊目 評価:☆☆☆ 三河雑兵心得 : 8 小牧長久手仁義 (双葉文庫) 作者:井原忠政 双葉社 Amazon ついに五ヶ国の太守となった家康。 新たな実力者、秀吉との間に戦乱の気運が高まる中、茂兵衛は、信州惣奉行、大久保忠世…

「伊賀越仁義」を読んだ感想

足軽出世すごろくの第7弾です。2022年:42冊目 評価:☆☆☆ 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義 (双葉文庫) 作者:井原忠政 双葉社 Amazon 信長、本能寺に死す! 驚愕の報せに慌てふためく家康主従。突如、敵地と化した畿内を脱出するため、一行は「伊賀越え」を決意…

「鉄砲大将仁義」を読んだ感想

足軽出世すごろくの第6弾です。仮想の人物なので、そろそろ出世も限界?に近づいてきて、話に無理が出てきたような感じです。2022年:41冊目 評価:☆☆☆ 三河雑兵心得(6) 鉄砲大将仁義 (双葉文庫) 作者:井原 忠政 双葉社 Amazon 4年に及ぶ国境の砦番を解かれ…

「砦番仁義」を読んだ感想

足軽出世すごろくの第5弾です。2022年:40冊目 評価:☆☆☆ 三河雑兵心得 砦番仁義 (双葉文庫) 作者:井原 忠政 双葉社 Amazon 長篠の戦いで、ついに宿敵・武田を破った織田徳川連合軍。 だが、ここ遠江から武田勢がすべて去ったわけではない。 武田側の拠点で…

「弓組寄騎仁義」を読んだ感想

足軽出世すごろくの第4弾です。2022年:39冊目 評価:☆☆☆ 三河雑兵心得 弓組寄騎仁義 (双葉文庫) 作者:井原 忠政 双葉社 Amazon 三方ヶ原の敗戦で織田との同盟が揺らぐ中、信玄の跡を継いだ勝頼が再び遠江に侵攻してきた。 決戦の地は長篠!ついに最大最強の…

カセットテープ MP3 変換プレーヤーを買いました

実家の整理(断捨離)をする中で、子供時代に撮り貯めていたカセットテープが出てきましたので、それをデジタル化するために、カセットテープ MP3 変換プレーヤーを買いました。 カセットテープ MP3 変換プレーヤー ラジカセ カセットテーププレーヤー カセ…

「青年家康 松平元康の実像」を読んだ感想

足軽仁義シリーズも徳川家康の歴史が中心の話になりますが、図書館でこちらの本を見つけて、借りてきました。徳川家康に関係する最先端の研究が網羅されており、色々と驚きと発見がありました。桶狭間の戦いのあと、築山殿と子供たちは駿府に留め置かれたと…

「足軽小頭仁義」を読んだ感想

待望の第3巻です。いよいよ足軽小頭になって、部下の足軽を率いる立場になり活躍が楽しかったですが、簡単に部下の足軽が死んでしまう事も戦国時代ならではかな。表紙の絵がちゃんと主人公の成長状態を表現しており良い感じ。2022年:37冊目 評価:☆☆☆ 三河…

「旗指足軽仁義」を読んだ感想

足軽仁義シリーズの2巻目です。戦国時代を足軽の目を通して語る物語は新鮮です。戦の勝敗を分けるような手柄を立てる訳ではないですが、リアリティがあって非常に楽しいです。久しぶりに続編が楽しみなシリーズものです。2022年:36冊目 評価:☆☆☆ 三河雑兵…

「足軽仁義」を読んだ感想

名もなき足軽・雑兵を主人公にした歴史小説です。桶狭間の戦い後の三河一向一揆からスタートしましたが、続刊が多く出ているようなので今後の活躍が非常に楽しみです。久しぶりに何も考えずに楽しんで読める娯楽小説でした。2022年:35冊目 評価:☆☆☆ 三河雑…

「ユーラシア「帝国」の地政学 ロシア・中国の行動原理がわかる」を読んだ感想

地政学リスクという言葉をよく聞きますが、実際に地政学については曖昧に理解していましたが、今回の本を読んでだいぶんスッキリとしました。何となく世界の雰囲気が次第に戦争の方向に向かっていますが、一部分のリーダーの野望?によって、多くの人が亡く…

「新版-本物のおとな論-人生を豊かにする作法」を読んだ感想

軽いエッセイ風読み物でした。最後のあと書きに「知識は過去のもの、思考が新しいものを作る」とありましたが納得です。何が本物かは分かりませんが、無理せず日々を生きることが大人への第一歩かとは思いました。2022年:33冊目 評価:☆☆☆ 新版-本物のおと…

「限りある時間の使い方」を読んだ感想

久しぶりの自己啓発系の書籍です。図書館で借りてきて一気読みをしました。内容的には「効率ばかり気にしても無理があるので、今を大事に生きよう。そして余暇を楽しもう」という事かなと理解しました。一生を4,000週間という数値に落とし込むことで、より具…

「武田信玄の妻、三条殿」を読んだ感想

武田信玄の正室である「三条殿」を深堀した書籍です。特に物語性がある内容では無いため、強く印象に残ったことは少ないですが、戦国時代の正室の在り方については良く纏められている内容だと思います。それにしても、勝頼の扱いが少し可哀そうだとは改めて…

「公孫龍 巻二 赤龍篇」を読んだ感想

読了してから少し経っていますが、2巻も引き続き面白い内容でした。楽毅も登場してきて、この後どのような物語になるのか楽しみです。単行本化されるペースがそれほど早くないので、次の巻が出た時には前の巻を読み返してから始めないとけっこう忘れてしまっ…

「「須磨明石」殺人事件」を読んだ感想

久しぶりの旅情ミステリーです。子供時代を須磨区で育った身としては、非常に身近な場所が物語で出てきて、情景を頭に思い浮かびながら読み終える事が出来ました。今回電子書籍で読みましたが、この本も数十年前に紙の本で読んだことがありましたがもう、内…

「布武の果て」を読んだ感想

堺の商人・茶人である今井宗久、千宗易、津田宗及の3人の視点から織田信長との関係を中心に物語が進みます。一向宗門徒である本多正信など、面白い関わりもありましたが茶人である前に商人としての有りようを感じる、そんなお話でした。本能寺の変が明智光秀…

「戦国武将に学ぶ逆転人生」を読んだ感想

図書館の新刊コーナーで目に留まりました。ほとんど内容は見知った内容でしたが、「諏訪頼忠」に関しては初見であった事と、最近ジャンプコミックで連載されている「逃げ上手の若君」でも諏訪氏が活躍しているので興味深く読めました。ただ、途中から最初の…

「将軍秀忠が思いを込めて築いた明石城」を読んだ感想

実家近くの明石城に関する歴史解説論文?のような本でした。明石城の築城にあたって当時の状況を良く考察されており、徳川秀忠の考え等が分かりましたが、古文を多く引用されており、ちょっと読むのはしんどかったです。。2022年:26冊目 評価:☆☆ 将軍秀忠…

「孤剣の涯て」を読んだ感想

宮本武蔵を中心に色々と盛り込んだ話でしたが、途中からストーリーの先が見えてしまいました。著者の処女作であった「宇喜多の花嫁」は独特の暗さがあった面白い歴史小説でしたが、本作はちょっと個人的には今一つの内容でした。2022年:25冊目 評価:☆☆☆ 孤…