jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

「新装版 ロードス島戦記 灰色の魔女」を読んだ感想

久しぶりに昔を思い出して、読み返してみました。2023年:52冊目 評価:☆☆☆ 新装版 ロードス島戦記 灰色の魔女 (角川スニーカー文庫) 作者:水野 良 KADOKAWA Amazon 日本ファンタジーの金字塔が、25年の時を経て、大幅加筆原稿と新カバーで生まれ変わる! さ…

「スサノヲの正体」を読んだ感想

「スサノヲの正体」は、関裕二さんの著書です。この本では、スサノヲのキャラクターが『古事記』と『日本書紀』で大きく異なることや、スサノヲがアマテラスの弟であること、地上界では八岐大蛇を退治して人々を助ける善玉になることなどが詳しく語られてい…

「未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること」を読んだ感想

昨日図書館に行くと、会社のキャリア研修で講師をされていた徳岡晃一郎先生が参考書として挙げられていた本があったので、さっそく借りてきて読んでみました。人口減少社会で、個人としてどうしていくべきなのか色々と示唆に富んだ内容でした。地方の子供が…

「欧州戦争としてのウクライナ侵攻」を読んだ感想

ロシアのウクライナ侵攻に関して、少し俯瞰的に欧州全体に広げて解説した本でした。近代の歴史的な事象を丁寧に説明してくれて、今の問題がより理解出来ました。NATOと米国の関係、NATOとロシアとの関係等、なかなか一筋縄ではいかないですがこれが世界情勢…

「覇王の轍」を読んだ感想

社会派ミステリーとして最後まで楽しめました。ネタバレになるけど、最後まで一緒に活動していた仲間が実は公安と言うのは途中から分かってはいたけど、なんとなくやるせない気持ちにもなります。ただ、主人公にあまり共感が出来なかったのは、キャリア官僚…

「徳川家康と武田信玄」を読んだ感想

今年の大河ドラマ「どうする家康」の時代考証を担当されている方の著作です。ドラマとは違って、徳川家康がどのように武田信玄との戦いに突入したのか、非常に詳細に説明されています。これまでのイメージでは、一方的に武田家からの圧力に耐えていた印象が…

「今日からはじめる農家の事業承継」を読んだ感想

図書館で借りてきた本ですが、農家の後継者問題について具体的に理解することが出来ました。本人に選ぶ自由があれば、家族承継が一番良いかと思いますが、なかなかうまく行かないのが世の中の常ですが、そんな中で家業を継承出来ている人は幸福なんだと思い…

「87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし」を読んだ感想

最近は終活に関して興味が出てきましたので、それに関連する書籍を図書館で見つけたら読んでいます。高齢者の一人暮らしについて参考になる本でした。2022年:48冊目 評価:☆☆☆ 87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし 作者:多良 美智子 すばる舎 Amazon 87…

「月14万円の年金で夫婦が生活している術」を読んだ感想

今後の自分自身を含めて参考になるかと思い、図書館で借りてきました。そこまで具体的なものが書かれているわけでは無かったですが、気持ちの持ちよう一つかなという事が分かりました。両親を自分の扶養家族にすることも選択肢の一つであることが分かりまし…

「一冊でわかる北欧史」を読んだ感想

北欧については地理的にも遠いことがあって、今まであまり意識して学んだことが無かった地域ですが、ロシアのウクライナ侵攻を契機に色々と情報が出てきているけど、いまいち良く分からなかった事もあり、図書館で目に留まったので借りてきました。昔はスウ…

「青年家康 松平元康の実像」を読んだ感想

足軽仁義シリーズも徳川家康の歴史が中心の話になりますが、図書館でこちらの本を見つけて、借りてきました。徳川家康に関係する最先端の研究が網羅されており、色々と驚きと発見がありました。桶狭間の戦いのあと、築山殿と子供たちは駿府に留め置かれたと…

「ユーラシア「帝国」の地政学 ロシア・中国の行動原理がわかる」を読んだ感想

地政学リスクという言葉をよく聞きますが、実際に地政学については曖昧に理解していましたが、今回の本を読んでだいぶんスッキリとしました。何となく世界の雰囲気が次第に戦争の方向に向かっていますが、一部分のリーダーの野望?によって、多くの人が亡く…

「新版-本物のおとな論-人生を豊かにする作法」を読んだ感想

軽いエッセイ風読み物でした。最後のあと書きに「知識は過去のもの、思考が新しいものを作る」とありましたが納得です。何が本物かは分かりませんが、無理せず日々を生きることが大人への第一歩かとは思いました。2022年:33冊目 評価:☆☆☆ 新版-本物のおと…

「武田信玄の妻、三条殿」を読んだ感想

武田信玄の正室である「三条殿」を深堀した書籍です。特に物語性がある内容では無いため、強く印象に残ったことは少ないですが、戦国時代の正室の在り方については良く纏められている内容だと思います。それにしても、勝頼の扱いが少し可哀そうだとは改めて…

「「須磨明石」殺人事件」を読んだ感想

久しぶりの旅情ミステリーです。子供時代を須磨区で育った身としては、非常に身近な場所が物語で出てきて、情景を頭に思い浮かびながら読み終える事が出来ました。今回電子書籍で読みましたが、この本も数十年前に紙の本で読んだことがありましたがもう、内…

「戦国武将に学ぶ逆転人生」を読んだ感想

図書館の新刊コーナーで目に留まりました。ほとんど内容は見知った内容でしたが、「諏訪頼忠」に関しては初見であった事と、最近ジャンプコミックで連載されている「逃げ上手の若君」でも諏訪氏が活躍しているので興味深く読めました。ただ、途中から最初の…

「将軍秀忠が思いを込めて築いた明石城」を読んだ感想

実家近くの明石城に関する歴史解説論文?のような本でした。明石城の築城にあたって当時の状況を良く考察されており、徳川秀忠の考え等が分かりましたが、古文を多く引用されており、ちょっと読むのはしんどかったです。。2022年:26冊目 評価:☆☆ 将軍秀忠…

「香君 下 遥かな道」を読んだ感想

物語としてそれぞれ個性ある登場人物ばかりでしたが、誰一人傷つかない展開で楽しめました。児童文学として納得の終わり方です。嫁さんと娘にもおススメしたけど、なかなか読んでくれないのが少し残念。2022年:24冊目 評価:☆☆☆☆ 香君 下 遥かな道 (文春e-b…

「香君 上 西から来た少女」を読んだ感想

前作では伝染病を中心とした物語だったが、今回は食料を中心とした農業物語で、非常に面白く読めました。2022年:23冊目 評価:☆☆☆☆ 香君 上 西から来た少女 (文春e-book) 作者:上橋 菜穂子 文藝春秋 Amazon 遥か昔、神郷からもたらされたという奇跡の稲、オ…

「透明な螺旋」を読んだ感想

新年1冊目の読書は、嫁さんが図書館で借りてきた本を私も同じ図書館で予約していましたが、まだ40人待ちの状態だったので、先に読ませてもらいました。ガリレオファンの間では、色々と批評がある本書ですが普通に面白い内容でした。湯川博士の家族に関しても…

「記憶の中の殺人」を読んだ感想

いつもの浅見光彦シリーズでは、最後は人知れず犯人が消えていくパターンで事件が結末を迎えますが、今回は最後まで犯人の往生際の悪さだけが残りましたが、これも一つの真実味ある結論かなと思います。若い時には、このような結末に対して納得感が少ないか…

「不知火海」を読んだ感想

九州を舞台におどろおどろしい話で、殺人事件は起きるけど、誰も傷つかないストーリーでした。田舎の昔話で出てくる炭鉱については、今回のようなことが実際に発生していたかもと思いました。2021年:35冊目 評価:☆☆☆ 不知火海 (講談社文庫) 作者:内田康夫 …

「藍色回廊殺人事件」を読んだ感想

なんとなく読書後の後味が良くない話でした。姉妹の愛憎劇?プラス過去の話?で、まとまりがなくちょっとこじ付けが多すぎのお話。もう少し藍染めの話を出しても良かったかなと思います。吉野川をテーマにする話は良かっただけに、ちょっと残念です。2021年…

「透明な遺書」を読んだ感想

社会派ミステリー?かな。個人的には内田康夫氏の著作では旅情・歴史ミステリーのほうが好みです。どうしても社会派ミステリーの場合は著者の意見が色濃く反映されるので、物語の楽しさが半減してしまうような。。。2021年:30冊目 評価:☆☆☆ 透明な遺書 (講…

「中央構造帯」を読んだ感想

バブルの崩壊をきっかけにした社会派ミステリーの内容です。数年前は確かにこんな話がありました。2021年:26冊目 評価:☆☆☆ 中央構造帯(上) (講談社文庫) 作者:内田康夫 講談社 Amazon 中央構造帯(下) (講談社文庫) 作者:内田康夫 講談社 Amazon 「将門…

「江田島殺人事件」を読んだ感想

江田島の海軍兵学校には一度は行ってみたいところです。2021年:25冊目 評価:☆☆☆ 江田島殺人事件 (講談社文庫) 作者:内田康夫 講談社 Amazon 江田島の象徴・古鷹山が炎上、短剣を腹部に突きたてた不審な焼死体が!そして10年。近江姉弟は父を偲んで、浅見光…

「琵琶湖周航殺人歌」を読んだ感想

琵琶湖がまだ汚染されていた1992年代の話です。昔はサンテレビで琵琶湖の観光船に関するCMが流れていたことを思い出しました。2021年:24冊目 評価:☆☆☆ 琵琶湖周航殺人歌 (講談社文庫) 作者:内田康夫 講談社 Amazon 琵琶湖畔、ひとり旅を楽しむ史絵のまど…

「鐘」を読んだ感想

「カネ」という言葉から、広島・富山・高松と地域を関係付けしていくストーリーは流石です。2021年:23冊目 評価:☆☆☆ 鐘 (講談社文庫) 作者:内田康夫 講談社 Amazon 諸行無常の理を表わすという鐘の音。浅見家代々の菩提寺、聖林寺の梵鐘から血が滴るという…

「不等辺三角形」を読んだ感想

仙台箪笥にまつわる話です。愛知県の富豪に関しては、前にモデルとなった家をTVで見た記憶がありました。2021年:21冊目 評価:☆☆☆ 不等辺三角形 (講談社文庫) 作者:内田康夫 講談社 Amazon 名古屋、奥松島で起きた殺人事件を繋ぐもの。それは名古屋の名家に…

「蜃気楼」を読んだ感想

久しぶりに内田康夫の小説を読んでいます。以前は、物語に引き込まれていましたが最近は、物語の途中で犯人が分かるようになりました。現代の富山の薬売りは、どうなっているのか少し興味が出ました。これからの秋の夜長に。2021年:20冊目 評価:☆☆☆ 蜃気楼…