jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

家康、江戸を建てる

徳川家康の関東国替えに始まる、江戸の街構築に関するお話です。 短編集で在りながら、一つの大きな流れで丁寧に進んでいくお話です。 戦のお話は全く無いですが、非常に楽しい歴史小説です。 いつもは素通りしている場所(皇居周辺)も、今度の東京出張時に…

裏関ヶ原

若手作家の中で注目している吉川永青氏の最新作「裏関ヶ原」です。 前作の「冶部の礎」とリンクする形で、関ヶ原の戦いにおける 周辺のお話です。 ただ、どちらかというと西軍寄りの話が多かったですね。 短編集の寄せ集めだけど、楽しかったです。 2017年:…

蝮の孫

戦国大名の先駆け的な存在の斎藤道三の孫、 斎藤龍興を主人公にした小説です。 織田信長に美濃の国を追われたあと、 各地を放浪しながら戦い続けた半生です。 今回は竹中半兵衛との関係を含めることで、 物語に広がりが出ていて楽しかったです。 一時は織田…

戦旗不倒 アルスラーン戦記15

久しぶりのアルスラーン戦記です。 いよいよ次巻で最終巻との事で、話の展開が速いです。 最後は勝手にヒルメスも味方になると思っていたので ナルサスがあっけなくヒルメスに敗れるとは・・・。 この展開は想像していなかったです。 銀河英雄伝説の時ほど、…

衝天の剣(上巻)

天野純希さんの著作です。 島津義弘を中心とした戦国時代の最終局面の小説です。 兄の島津義久(龍伯)が、明との謀略を企画していた新説は なかなか興味深いです。 色々と思いが錯綜しており落とし所が、まだ見えない所で 上巻が終わりました。引き続き下巻…

湖底の城 七巻

読書記録が2016年は途絶えてしまったので、 初心に戻って今年は継続しようと思います。 2017年1冊目の紹介は、宮城谷昌光著の 湖底の城 第七巻です。 第六巻までで、呉から楚へ伍子胥の復讐の 戦いは区切りを迎え、第七巻から 越の国視点の物語になりました…