直木賞受賞作「塞王の楯」に続いての本書ですが、真田幸村の兄である真田信之視点での話は非常に読み応え十分な内容でした。
確かに、今まであまり気にも留めていなかった「信繁」という名前と「幸村」について
このような「思惑」があったのか?と思わせるようなストーリー仕立てはすごいの一言です。
このように見る視点を変えることで、今まで語られていた内容も、新鮮な題材になるという事が良く分かりました。
それにしても、本書も非常に分厚い大作でした。いつか映画化されると良いな。
2022年:21冊目 評価:☆☆☆☆