jamsworldの徒然なる雑記帖

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「幸村を討て」を読んだ感想

直木賞受賞作「塞王の楯」に続いての本書ですが、真田幸村の兄である真田信之視点での話は非常に読み応え十分な内容でした。

確かに、今まであまり気にも留めていなかった「信繁」という名前と「幸村」について
このような「思惑」があったのか?と思わせるようなストーリー仕立てはすごいの一言です。

このように見る視点を変えることで、今まで語られていた内容も、新鮮な題材になるという事が良く分かりました。

それにしても、本書も非常に分厚い大作でした。いつか映画化されると良いな。

2022年:21冊目 評価:☆☆☆☆

昌幸、信之、幸村の真田父子と、徳川家康織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛伊達政宗毛利勝永らの思惑が交錯する大坂の陣――男たちの陰影が鮮やかに照らし出されるミステリアスな戦国万華鏡。 誰も知らない真田幸村 神秘のベールに包まれた武将の謎を、いま最も旬な作家が斬る! 七人の男たちが、口々に叫んだ――幸村を討て! 彼らには、討たなければならないそれぞれの理由が……。