jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

2015-01-01から1年間の記事一覧

劉邦(中)

前回に引き続き、劉邦(中)です。 楚に合流する前に以外と大変だったところが詳しく記載されていて楽しいです。 ただ、戦の描写そのものはあっさりと進むので、もう漢中攻め間近です。 いよいよ次回は、項羽との激突になりますが、 どのようなシーンでこの…

劉邦(上)

満を持して発刊された宮城谷昌光先生の「劉邦」(上巻)を読みました。 期待を裏切らないストーリーで楽しめます。 主人公(劉邦)が47歳という年齢から、大きく時代が動き出した事を知り 意外に思いました。もっと若い時代と思っていましたが。 あまりに…

島津戦記

架空言語設計家による始めての歴史小説!?らしいです。 戦国時代の島津氏を中心に世界各国の有名人が盛りだくさんなお話でした。 このタイトルでは、かなり間違って買ってしまう人が多いだろうと思います。 かく言う自分も、書店で平積みだった時にはもう少…

決戦!大坂城

最近人気の作家による、短編集第2弾です。 前回の関ヶ原の物語から時を移して、今度は「決戦!大坂城」です。 今回も異色なお話が多く楽しめました。 そういえば今年は、大阪の陣から400年に当たるそうで、関係する イベントが多く開催されています。 201…

天下 家康伝 <下>

最後まで王道の歴史小説でした。 著者の思いが伝わる「柿田川」の情景。 一度訪問してみたいです。 2015年:23冊目 評価:☆☆☆天下 家康伝 <下>作者:火坂 雅志発売日: 2015/04/25メディア: 単行本

ラ・ミッション ―軍事顧問ブリュネ

ここ何冊かずっと幕末関係の本が続いていましたが、オオトリを飾るのは 佐藤賢一氏著作の「ラ・ミッション ―軍事顧問ブリュネ」です。 幕末の江戸幕府が雇ったフランス軍事顧問ブリュネを主人公にしたお話ですが これまでの本で読んだそれぞれの主人公(大鳥…

天下 家康伝 <上>

火坂 雅志氏の遺作となった本です。 これまでの家康像と変わり映えしない話ですが それも一つの王道かと思います。 下巻も楽しみです。 2015年:21冊目 評価:☆☆☆天下 家康伝 上 (文春文庫)作者:雅志, 火坂発売日: 2018/01/04メディア: 文庫

闘鬼 斎藤一

新撰組3番隊 隊長の斎藤一を主人公にした小説は初めて読みました。 某漫画の印象が強いですが、期待している作家「吉川永青」が どのように物語を作ったか楽しみでしたが、 いまひとつ盛り上がりに欠ける内容でした。2015年:20冊目 評価:☆☆☆闘鬼 斎藤一作…

土方歳三 (下)

大政奉還後の戦いを描く話です。 けっして常勝将軍では無かったと思いますが 最後まで戦い抜いた姿は、一つの美学だと思います。 幕末小説はあと2冊です。とりあえずは。 2015年:19冊目 評価:☆☆☆土方歳三 (下)作者:富樫 倫太郎発売日: 2015/04/01メディア:…

土方歳三 (上)

富樫倫太郎氏による土方歳三物語です。 青春時代の話は盛り上がるけど、下巻はどうなるか? 最近続いている幕末時代ものとしては面白いかな。 2015年:18冊目 評価:☆☆☆土方歳三 上 (角川文庫)作者:富樫 倫太郎発売日: 2017/04/25メディア: 文庫

光秀の影武者

浅井家の元家臣 磯野員昌が明智光秀の影武者だったとする物語です。 着目する点は良かったですが、いま一つ盛り上がりに欠けるお話でした。 2015年:17冊目 評価:☆☆光秀の影武者作者:矢的竜発売日: 2014/12/11メディア: 単行本

長宗我部 最後の戦い(上)

四国を切り取り天下を窺った長宗我部氏の2代に渡る歴史物語。 上巻は、元親と盛親親子のそれぞれの思いが錯綜している中、 秀吉の天下を生き抜くお話です。下巻も期待しています。 2015年:16冊目 評価:☆☆☆長宗我部 最後の戦い(上) (講談社文庫)作者:近衛 …

戊辰繚乱

史実をもとに、かなりの部分を良い感じに物語を創った小説です。 歴史小説というカテゴリーとは違うけど小説としては楽しかったです。 2015年:15冊目 評価:☆☆☆☆戊辰繚乱 (新潮文庫)作者:天野 純希発売日: 2015/11/28メディア: 文庫

死んでたまるか

幕末、函館五稜郭まで戦い抜いた幕臣 大鳥圭介の物語です。 榎本武揚に関しては知名度が高いけど、その配下で陸戦を担った 大鳥圭介についてはこの小説で初めて知りました。 最後まであきらめずにやり抜く事で、明治維新を生き抜いた生涯は すごいの一言です…

三成の不思議なる条々

石田三成を中心に関ヶ原の戦いを一つ一つ丁寧に遡っていくという 変わった歴史小説です。 でも、その時代を後から振り返って話を作っていくというのはなかなか 面白かったです。 それだけに最後の話がちょっと唐突に出てきた感があったので そこだけが残念で…

白頭の人

富樫さんの最新作です。大谷吉継を主人公とした話です。 ただ、あまり活躍した人ではないのか?関ヶ原の戦いまで話が淡々と進みます。 関ヶ原でもあまり活躍の場が描かれること無く終わってしまいました。 いまひとつ印象に残らない本でした。 2015年:12冊…

タイタニア5

久しぶりのタイタニア続編であり最終巻です。 待たせた割には、あまりサプライズもなく 話の展開だけが速かったと思います。 (巻きに入った!?) 本の賞味期限があるとすればもう過ぎていたのかも しれません。読んでいた時代や年齢も違うので 楽しさ半減…

冬を待つ城

九戸政実の乱をテーマにした歴史小説ですが、色々と話を詰め過ぎて 九戸政実の印象が薄かったです。 同じ九戸政実が主人公の話であれば「天を衝く」の方が面白いかな。 2015年:10冊目 評価:☆☆☆冬を待つ城 (新潮文庫)作者:龍太郎, 安部発売日: 2017/09/28メ…

宇喜多の捨て嫁

直木賞候補作にもなった、木下昌輝(著)の「宇喜多の捨て嫁」を読みました。 昨年読んだ上田 秀人(著)のさわやかな「梟の系譜 宇喜多四代」とは違って、 史実(のイメージ)に近いダーティな宇喜多直家でした。 かなり陰湿な話もあるけど、読み終えた後は…

決戦!関ヶ原

今注目されている7名の作家が、関ヶ原の戦いをテーマに 短編小説として1冊の本にまとめられています。 関ヶ原に参陣した武将達を作家それぞれの視点で描かれていて 非常に楽しかったです。 中でも、冲方丁さんが取り上げた「小早川秀秋」については 新しい…

北条早雲(悪人覚醒編)

今回は今川家のお家騒動から、堀越公方討伐までのストーリーです。 前回に比べると話のスピードが速かったですが、最後の堀越公方の シーンが曖昧で次回の伏線となっているのかもと思いました。 あと「大名」という言葉がよく出てきたけど、どちらかというと…

村上海賊の娘(下巻)

最後まで物語は楽しかったです。 和田竜さんの小説は、戦の描写がかなり細かく描かれているけど、 歴史を題材にしたエンターテインメント小説としては楽しめます。 (映画向きだね) 「のぼうの城」や今回のようにあまりメジャーではない人物に焦点を あてる…

OCN モバイル ONE 申し込みから開通まで

(0)WEBで事前にアクティベーションコードは購入済み (1)2月9日にWEBから申し込み手続きを実施 (2)2月11日にMNP手続き開始に伴い、手持ちのスマートフォンから電話出来なくなる (3)2月12日にSIMカード着。意外と早かった

村上海賊の娘(上巻)

2014年本屋大賞を受賞した本です。 図書館でもずっと貸し出し中で、予約してから半年後に やっと読むことが出来ました。 能島村上海賊の話が中心に進むかと思っていたら、上巻の 半分以上は、地元大坂での本願寺攻めの話でした。 地元民ならではの楽しみ…

泣き虫弱虫諸葛孔明第四部

三国志ファン待望の「泣き虫弱虫諸葛孔明」第四部です。 今回も550ページにも及ぶ大作です。 赤壁の戦い後から話は始まり、劉備玄徳が白帝城で亡くなるまでを 描いたお話です。今回は、あまり孔明の登場シーンがなかったので 次回作に期待です。 2015年:4冊…

池田屋乱刃

伊東潤氏の最新作です。 今回は幕末の京都を舞台にした作品です。 池田屋事件を中心に複数の人の視点で語られる志士の生き様について それぞれの個性が出ていて非常に面白かったです。 2015年:3冊目 評価:☆☆☆池田屋乱刃作者:伊東 潤発売日: 2014/10/22メデ…

佐藤可士和の打ち合わせ

企業のブランド・デザインもされている佐藤可士和さんの 著作を初めて読みました。 書かれている内容は「基本に忠実な」打ち合わせに 望む準備や姿勢についてです。 某社でのブランド・デザインもこのような 打ち合わせによって生まれてきた事が分かって 参…

風の如く 吉田松陰篇

今年最初に読み終わった本は、 軍配者シリーズの富樫 倫太郎さん著作の 「風の如く 吉田松陰篇」です。 吉田松陰を初めとした松下村塾を中心とした内容です。 物語はまだ序章段階ですが物語の主人公である風倉平九郎という 架空の人物の眼を通して描かれる明…