jamsworldの徒然なる雑記帖

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「長島忠義 北近江合戦心得〈二〉」を読んだ感想

元亀元年(1570年)6月28日に行われた姉川の合戦を舞台に、弓の名人・遠藤与一郎が再び登場します。物語は、浅井・朝倉勢と織田・徳川勢が激突した合戦で、与一郎が足軽から身を立てていく姿が描かれています。

2023年:43冊目 評価:☆☆☆

三河雑兵」と対をなすお家再興戦国物語! 「ええか、浅井家を復興したくばワシに忠誠を尽くせ」 浅井旧臣で弓馬の名手・遠藤与一郎は、於市を通じ秀吉と取引をしたーー長政の遺児を匿ってもらう代わりに、羽柴家のため働く。ただし、足軽からの登用である。 早速与一郎は、朝倉方を即裏切った守護代への不満と一揆の機運が高まる越前への潜行を言い渡される。元山賊の郎党・弁造と共に奮闘する最中、信長が三度目の長島一向一揆討伐を発令。今度は秀吉の弟・長秀の麾下三百人に組み込まれ、長島に急行することに。長秀は、兜武者を十人倒せば与一郎を士分にしてやると言うが……。 織田勢十二万と一揆勢十万が対峙する伊勢湾、命運をかけた大激戦が始まる! 忠義一途、再起奮闘の戦国物語、第二弾。