jamsworldの徒然なる雑記帖

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「奇貨居くべし」を読んだ感想

『奇貨居くべし』は、秦の宰相・呂不韋が若い頃に商売を行っていたことで知られます。ある日、秦の太子安国君の子、子楚が趙に人質として送られてきた際、呂不韋は彼を商品に見立て、うまく利用しようと考えます。その後、呂不韋は宰相となり、秦国で大いに権力を振るいます。この故事から、「珍しい品物だから、今買っておけば後で利益を得る材料になるだろう」という意味を持つことわざ「奇貨居くべし」が生まれました。宮城谷昌光氏が手掛けた同名の小説は、呂不韋の波乱の生涯を描いています。
キングダムとはまた違う中国の歴史です。

2023年:47冊目 評価:☆☆☆☆
2023年:48冊目 評価:☆☆☆☆
2023年:49冊目 評価:☆☆☆☆
2023年:50冊目 評価:☆☆☆☆
2023年:51冊目 評価:☆☆☆☆

幼い頃から孤独感にさいなまれてきた少年、呂不韋。商人である父の言いつけで従者とともに旅に出たことから彼の運命は大きく変転する。藺相如との出会い、和氏の璧事件……。合従連衡がほどけては結び直される激動の時代、孟嘗君孟子ら英傑の薫陶を受け呂不韋は理想の王朝を目指し、商人から政治の世界に身を投じるが……。一商人から大国・秦の宰相にまでのぼりつめた呂不韋の生涯を描く歴史大作。