2017-01-01から1年間の記事一覧
北条早雲の物語もいよいよ佳境です。 堀越公方の最後はかなり後味悪い話でしたが、 最近の歴史小説はかなり詳細に当時の状況を調べた上で 話を作っているので、反対に楽しさがなくなっているのかも。 2017年:9冊目 評価:☆☆☆北条早雲4 明鏡止水篇 (中公文…
井伊直正を主人公にした歴史小説です。 現在放映中のNHK大河ドラマ関連ですが、 もう少し、直正本人に感情移入できるような 話の作りがよかったです。 これでは、木俣 守勝のお話?のような感じです。 2017年:8冊目 評価:☆☆☆主君 井伊の赤鬼・直政伝作者:…
島津兄弟の物語後編です。 何か色々勿体無い話でした。 丁寧に話は進みますが、感情移入することが難しい。 そんな物語でした。後味が苦い。 2017年:7冊目 評価:☆☆☆回天の剣―島津義弘伝〈下〉作者:純希, 天野発売日: 2016/12/01メディア: 単行本
徳川家康の関東国替えに始まる、江戸の街構築に関するお話です。 短編集で在りながら、一つの大きな流れで丁寧に進んでいくお話です。 戦のお話は全く無いですが、非常に楽しい歴史小説です。 いつもは素通りしている場所(皇居周辺)も、今度の東京出張時に…
若手作家の中で注目している吉川永青氏の最新作「裏関ヶ原」です。 前作の「冶部の礎」とリンクする形で、関ヶ原の戦いにおける 周辺のお話です。 ただ、どちらかというと西軍寄りの話が多かったですね。 短編集の寄せ集めだけど、楽しかったです。 2017年:…
戦国大名の先駆け的な存在の斎藤道三の孫、 斎藤龍興を主人公にした小説です。 織田信長に美濃の国を追われたあと、 各地を放浪しながら戦い続けた半生です。 今回は竹中半兵衛との関係を含めることで、 物語に広がりが出ていて楽しかったです。 一時は織田…
久しぶりのアルスラーン戦記です。 いよいよ次巻で最終巻との事で、話の展開が速いです。 最後は勝手にヒルメスも味方になると思っていたので ナルサスがあっけなくヒルメスに敗れるとは・・・。 この展開は想像していなかったです。 銀河英雄伝説の時ほど、…
天野純希さんの著作です。 島津義弘を中心とした戦国時代の最終局面の小説です。 兄の島津義久(龍伯)が、明との謀略を企画していた新説は なかなか興味深いです。 色々と思いが錯綜しており落とし所が、まだ見えない所で 上巻が終わりました。引き続き下巻…
読書記録が2016年は途絶えてしまったので、 初心に戻って今年は継続しようと思います。 2017年1冊目の紹介は、宮城谷昌光著の 湖底の城 第七巻です。 第六巻までで、呉から楚へ伍子胥の復讐の 戦いは区切りを迎え、第七巻から 越の国視点の物語になりました…