jamsworldの徒然なる雑記帖

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「信長、鉄砲で君臨する」を読んだ感想

種子島への鉄砲伝来から、最後は本能寺の変で鉄砲に
よって終わる話です。
戦国時代の戦いが鉄砲によって、どのように変化したかが
良くわかるお話でした。
明治維新も侍から洋式銃による民兵へと変化する時代
だったと思いますが、そのような変化が戦国時代に
すでに起きていたという事が新たな気づきでした。

2022年:10冊目 評価:☆☆☆

『家康、江戸を建てる』の著者が種子島に伝わった二挺の銃を通して、 織田信長と西洋文明の対峙と、日本の大転換期を描く傑作歴史小説 種子島銃の伝来は、日本と西洋文明との出会いだった。 天文十二年、種子島に鉄砲が伝来した。この時、領主・種子島時堯は日本を植民地化から守る選択をした。今後、鉄砲は“買う"のではなく“作る"のだと。その頃、織田信長は吉法師と呼ばれ、那古野に城を与えられたばかり。弱小ながらも、鉄砲に出会った吉法師は目を爛々と輝かせ、天下取りを確信した。以来、根来寺に鉄砲を作らせ、堺の商人・今井宗久らに火薬を調達させ、戦場で新たな戦法を試み、築城の方法まで変えていった――武士の魂を抱きつつ、ヨーロッパ文明を最大限に活用した信長と新しい道を歩み始めた日本を描く!