2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
本能寺の変の裏で切支丹の蠢動があったとの説は、なるほどなぁと思いました。確かに山崎の戦では、切支丹武将が先陣で戦っていたので、面白い着眼点でした。その後の神君伊賀越えと本多正信の合流の流れも驚きでした。いつも本多正信は、いつの間にか家康の…
昨日図書館に行くと、会社のキャリア研修で講師をされていた徳岡晃一郎先生が参考書として挙げられていた本があったので、さっそく借りてきて読んでみました。人口減少社会で、個人としてどうしていくべきなのか色々と示唆に富んだ内容でした。地方の子供が…
今年の大河ドラマは「どうする家康」ですが、こちらの小説を原作にしていたらもう少し面白く見応えあるドラマになっていたのでは?と思います。長篠の戦以降の武田家との攻防が描かれていますが、築山殿と信康の箇所なども丁寧に納得感のある内容でした。 20…
朝日将軍こと、木曾義仲に関する小説です。木曾義仲を主人公にした小説は初めて読みましたが、昨年の大河ドラマでも、非常に魅力ある武将として描かれていましたが、平家打倒の一番槍としての功績は色あせないものだと思いました。それにしても、源頼朝の上…
久しぶりの「三河雑兵心得」の新刊です。安定の面白さです。いよいよ次巻は、小田原の北条征伐でしょうか。 2023年:16冊目 評価:☆☆☆ 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義 (双葉文庫) 作者:井原忠政 双葉社 Amazon 家康の馬廻から百人組頭として戦場に復帰とな…
ロシアのウクライナ侵攻に関して、少し俯瞰的に欧州全体に広げて解説した本でした。近代の歴史的な事象を丁寧に説明してくれて、今の問題がより理解出来ました。NATOと米国の関係、NATOとロシアとの関係等、なかなか一筋縄ではいかないですがこれが世界情勢…
源義経に対してのキャラ付けと壇ノ浦の戦いの意味づけを新しくされていましたが、大河ドラマを見た後だと、キャラ付けについては、もう少し違った感じでも良かったように思いました。壇ノ浦の戦いの後、平家ゆかりの人が京都に戻っていたという事実は新しい…
平知盛を中心にした平家物語のお話でした。戦の勝敗は紙一重という事を上手く表現されていました。2023年:13冊目 評価:☆☆☆ 茜唄(上) 作者:今村 翔吾 角川春樹事務所 Amazon これは、戦の唄。 これは、涙の唄。 これは、希望の唄。 直木賞作家・今村翔吾が…
社会派ミステリーとして最後まで楽しめました。ネタバレになるけど、最後まで一緒に活動していた仲間が実は公安と言うのは途中から分かってはいたけど、なんとなくやるせない気持ちにもなります。ただ、主人公にあまり共感が出来なかったのは、キャリア官僚…