jamsworldの徒然なる雑記帖

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「未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること」を読んだ感想

昨日図書館に行くと、会社のキャリア研修で講師をされていた徳岡晃一郎先生が参考書として挙げられていた本があったので、さっそく借りてきて読んでみました。
人口減少社会で、個人としてどうしていくべきなのか色々と示唆に富んだ内容でした。地方の子供が少なくなって、複数校で一つのチーム部活動を行う話などは、まさに身につまされる話でした。
今の社会を現状維持する為には、出生率と出生数の増加が必要ですが、それとは真逆の社会になってきている中で、個人として出来ることは元気に長く働くこと?

2023年:19冊目 評価:☆☆☆

本書は、『未来の年表』の続編である。ベストセラーの続編というのは大抵、前著の余勢を駆った「二匹目のどじょう狙い」である。しかし、本書は決して二番煎じをしようというものではない。「人口減少カレンダー」だけでは、少子高齢化という巨大なモンスターの全貌をとらえるには限界があった。だから今回は、全く違うアプローチで迫る。 今回は、少子高齢化や人口減少が人々の暮らしにどのような形で降りかかってくるかを、あなたの生活に即しながら明らかにする。言うなれば、これからあなたに起きることを、お中元やお歳暮のギフトカタログのように一覧してみようというのだ。 前著『未来の年表』が年代順というタテ軸を用いて俯瞰したのに対し、本書は起きる出来事を「ヨコ軸」、すなわち面としての広がりをもって眺める。 少子高齢化や人口減少で起きることを、家庭、職場、地域社会といったトピックスに分けてカタログ化すれば、さまざまなシーンを「あなた自身の問題」として具体的に置き換えることができる。そしてそれは、10年後、20年後の日本でうまく立ち回っていくための指針となる。