jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

「記憶の中の殺人」を読んだ感想

いつもの浅見光彦シリーズでは、最後は人知れず犯人が消えていく
パターンで事件が結末を迎えますが、今回は最後まで犯人の往生際の
悪さだけが残りましたが、これも一つの真実味ある結論かなと思います。

若い時には、このような結末に対して納得感が少ないかもれませんが
最近はこのような終わり方のほうが現実社会では多いかなと思う
今日この頃です。

2021年:36冊目 評価:☆☆☆

春分の日の午後、僕は軽井沢のセンセから平塚亭(ひらつかてい)に呼び出された。春のお彼岸に内田家の墓に花を飾る女性がいるので調査してほしいという。ひと月後、内田家の隣の墓の持ち主が殺された。兄・陽一郎(よういちろう)は被害者とは旧知の仲らしい。それは幼少時の僕だけが憶えていない、軽井沢の事件につながっていて……。 浅見光彦自身の言葉で語る、過去と現在を結ぶ殺人事件!