徳川家康と毛利輝元を軸に関ケ原の戦いまでを群像劇とした物語でした。
今年の大河ドラマのように戦のシーンはほとんどなく、登場人物の会話だけで成り立っていましたが、そこそこ面白かったです。
著者は色々と実験的な書き方をされているようで、最近は当たりはずれがありますが、今回は楽しめました。
多分、秀頼が関ケ原に向かって行く・その為の陣地を事前に構築していたのが毛利家という所が、他の関ヶ原合戦を題材にした本との違いだったかと思いますが、残念ながらの結果となりましたが、今年最後の小説としてはボリューム満点の大作でした。
2022年:52冊目 評価:☆☆☆☆