jamsworldの徒然なる雑記帖

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「天下大乱」を読んだ感想

徳川家康毛利輝元を軸に関ケ原の戦いまでを群像劇とした物語でした。
今年の大河ドラマのように戦のシーンはほとんどなく、登場人物の会話だけで成り立っていましたが、そこそこ面白かったです。
著者は色々と実験的な書き方をされているようで、最近は当たりはずれがありますが、今回は楽しめました。
多分、秀頼が関ケ原に向かって行く・その為の陣地を事前に構築していたのが毛利家という所が、他の関ヶ原合戦を題材にした本との違いだったかと思いますが、残念ながらの結果となりましたが、今年最後の小説としてはボリューム満点の大作でした。

2022年:52冊目 評価:☆☆☆☆

「生々しく蘇った関ヶ原の戦い。これぞ本物。堂々たる名作誕生だ!」(ブックジャーナリスト・内田剛氏)。ついに徳川家康率いる東軍と毛利輝元を総大将とする西軍が関ヶ原で対峙する……。最新史料を駆使し、家康&輝元2人の視点で描く戦国歴史巨編。