2023-01-01から1年間の記事一覧
朝日将軍こと、木曾義仲に関する小説です。木曾義仲を主人公にした小説は初めて読みましたが、昨年の大河ドラマでも、非常に魅力ある武将として描かれていましたが、平家打倒の一番槍としての功績は色あせないものだと思いました。それにしても、源頼朝の上…
久しぶりの「三河雑兵心得」の新刊です。安定の面白さです。いよいよ次巻は、小田原の北条征伐でしょうか。 2023年:16冊目 評価:☆☆☆ 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義 (双葉文庫) 作者:井原忠政 双葉社 Amazon 家康の馬廻から百人組頭として戦場に復帰とな…
ロシアのウクライナ侵攻に関して、少し俯瞰的に欧州全体に広げて解説した本でした。近代の歴史的な事象を丁寧に説明してくれて、今の問題がより理解出来ました。NATOと米国の関係、NATOとロシアとの関係等、なかなか一筋縄ではいかないですがこれが世界情勢…
源義経に対してのキャラ付けと壇ノ浦の戦いの意味づけを新しくされていましたが、大河ドラマを見た後だと、キャラ付けについては、もう少し違った感じでも良かったように思いました。壇ノ浦の戦いの後、平家ゆかりの人が京都に戻っていたという事実は新しい…
平知盛を中心にした平家物語のお話でした。戦の勝敗は紙一重という事を上手く表現されていました。2023年:13冊目 評価:☆☆☆ 茜唄(上) 作者:今村 翔吾 角川春樹事務所 Amazon これは、戦の唄。 これは、涙の唄。 これは、希望の唄。 直木賞作家・今村翔吾が…
社会派ミステリーとして最後まで楽しめました。ネタバレになるけど、最後まで一緒に活動していた仲間が実は公安と言うのは途中から分かってはいたけど、なんとなくやるせない気持ちにもなります。ただ、主人公にあまり共感が出来なかったのは、キャリア官僚…
徳川家康の息子達に焦点を当てた歴史小説です。それぞれ個性豊かな人物でしたが、松平忠輝については、家康の死後に幽閉されますが色々と物語を空想出来る人物です。これらの息子達の中から、2代将軍秀忠に後を託したことで、江戸幕府300年が続いたので結果…
徳川家康と嫡男の松平信康を中心にした話。途中までは丁寧に徳川家康の戦国大名としての活動が語られていたのですが、いきなり三方ヶ原になって、そのあとはすぐに長篠の戦という、ちょっと時間軸が飛んでしまう話の展開でした。。。松平信康が武田家に繋が…
赤神 諒さんの最新著作は、長宗我部信親を主人公にした物語でした。歴史にifは無いですが、戸次川の戦いで戦死しなければ、後の関ヶ原合戦での長宗我部家の結果も変わってきたかもしれません。2023年:9冊目 評価:☆☆☆ 友よ 作者:赤神 諒 PHP研究所 Amazon …
久しぶりのIT系書籍です。Salesforceについて少し勉強をしておこうかと思い読み終えました。概要レベルではあるけど、少し詳しくなれました。2023年:8冊目 評価:☆☆☆ 図解入門 よくわかる 最新 Salesforceの導入と運用 (How-nual Visual Guide Book) 作者:…
非常に丁寧に歴史上の人物を描く近衛龍春氏の最新著作です。今回は、5作の短編集でした。細川興秋については、島原の乱後まで生き抜いたところなど、本当か?と思うような話ですが、楽しく読むことが出来ました。2023年:7冊目 評価:☆☆☆ 御家の大事 作者:近…
久しぶりの田中芳樹氏の書き下ろし作です。アルスラーン戦記の最後は微妙な感じでしたが今回の「残照」は、氏が得意とする中国歴史モノ小説です。西の果てに沈む太陽を見たいとの夢を実現するためにはるばる遠征していくストーリーをモンゴル帝国の広がりに…
「幸村を討て」のような戦中心の話ではなく大阪夏の陣に至る過程を、家康と淀殿のそれぞれの親子関係を丁寧に書かれた歴史小説です。関ヶ原合戦から14年間も期間を経たうえで最後の戦いに至るので、そこに到達するまでに色々と社会変動が起きていますが(大…
直接的にインボイス制度対応のシステム改修を担当することはないですが、レビューするためにもしっかりと理解しておこうと思い、読み終えました。一時期ニュースでも、個人事業者やフリーランスの方のインボイス登録番号が公開されていて話題に上がっていま…
今年の大河ドラマ「どうする家康」の時代考証を担当されている方の著作です。ドラマとは違って、徳川家康がどのように武田信玄との戦いに突入したのか、非常に詳細に説明されています。これまでのイメージでは、一方的に武田家からの圧力に耐えていた印象が…
図書館で借りてきた本ですが、農家の後継者問題について具体的に理解することが出来ました。本人に選ぶ自由があれば、家族承継が一番良いかと思いますが、なかなかうまく行かないのが世の中の常ですが、そんな中で家業を継承出来ている人は幸福なんだと思い…
今年1冊目は、宮城谷昌光氏の最新作である「馬上の星 -小説・馬援伝」です。後漢建国に力を尽くした馬援が主人公の小説ですが、光武帝・劉秀に仕える前の前半生を中心に人が自由に生きるためにはどうすればよいのか?を投げかけるお話でした。お正月に一気読…