2023-03-18 「継ぐ者」を読んだ感想 歴史小説 徳川家康と嫡男の松平信康を中心にした話。途中までは丁寧に徳川家康の戦国大名としての活動が語られていたのですが、いきなり三方ヶ原になって、そのあとはすぐに長篠の戦という、ちょっと時間軸が飛んでしまう話の展開でした。。。松平信康が武田家に繋がっていたのではなく、本願寺・一向宗門徒に繋がったので信長から見放されたという視点は良かったですが、結末は分かっている話なので、もう少し、親子の話を深堀しても良かったかも。2023年:10冊目 評価:☆☆☆ 継ぐ者 作者:上田 秀人 KADOKAWA Amazon 徳川家康、人生最悪の決断とは?歴史小説の名手が徳川家の悲劇の謎に迫る! 大名徳川家の存続か、それとも息子の命か、青年武将・徳川家康、究極の選択! 家康と嫡男、悲劇の戦国ドラマ 織田信長が今川義元を討ち取った桶狭間の合戦の後、松平元康は今川家からの独立を目論む。 名前を家康と変え、妻の瀬名と人質になっていた嫡男竹千代を今川家から取り戻し、竹千代を信長の娘と結婚させて織田家と同盟を結んだ。 さらに姓を徳川と変えた家康は、元服して名を信康に改めた嫡男を岡崎城の守りに残して東進し、遠江を攻略する。 織田は西へ、徳川は東へ。徳川家の前途は洋々かと思われたが……。