jamsworldの徒然なる雑記帖

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「友よ」を読んだ感想

赤神 諒さんの最新著作は、長宗我部信親を主人公にした物語でした。歴史にifは無いですが、戸次川の戦いで戦死しなければ、後の関ヶ原合戦での長宗我部家の結果も変わってきたかもしれません。

2023年:9冊目 評価:☆☆☆

長宗我部信親―― 敵も味方も魅了し、清冽に戦国を駆け抜けた若者がいた。 四国を統一しつつあった長宗我部元親。その嫡男・信親は、武勇の誉れ高く、人望も厚く、将来を嘱望されていたが、22歳の時に若くして、島津家を相手にした戸次川の戦いで命を落とす。彼はなぜ、“必敗必死”の戦場にとどまり、その地で死ななければならなかったのか。 家臣や領民、そして戦った敵までをも魅了し、「友」として取り込んでいく熱い生きざまを、堂々たる筆致で描く、心を震わす青春歴史群像小説。