jamsworldの徒然なる雑記帖

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「馬上の星 -小説・馬援伝」を読んだ感想

今年1冊目は、宮城谷昌光氏の最新作である「馬上の星 -小説・馬援伝」です。
後漢建国に力を尽くした馬援が主人公の小説ですが、光武帝・劉秀に仕える前の前半生を中心に人が自由に生きるためにはどうすればよいのか?を投げかけるお話でした。
お正月に一気読み出来る楽しい歴史小説でした。

2023年:1冊目 評価:☆☆☆☆

曾祖父が謀反に連座したことから、馬氏は長く官位から遠ざかっていた。王莽の世になってようやく官位を得た兄たちはそれぞれ家を出て、末子の馬援は家主となるが、ひょんなことから追われる身になってしまう。北地へ逃げた馬援は牧場経営を始め、成功を収めるものの、王莽への反乱軍が各地で蜂起、新たな政権が乱立する戦国の世に、馬援も巻き込まれてゆく。光武帝・劉秀のもとで後漢統一のために力を尽くした武将・馬援の若き日々を描く。