jamsworldの徒然なる雑記帖

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「乱世を看取った男 山名豊国」を読んだ感想

戦国時代に名家が没落していく際に色々と足掻きながらも
何とか命脈を保った山名家のお話です。
色々な生き方がある中で、最後の関ケ原にも参加して、
厳しい戦国時代を最後まで生き抜いただけでもすごいと
思います。

山陰地方の戦国時代に関する小説は多くは無いので
楽しく読めました。

2021年:42冊目 評価:☆☆☆

応仁の乱を起こした名家・山名を継いだ武将、豊国。 幾度のもの変心を経ても、なぜ家康は豊国を評価したのか。 大名を捨てながらも、戦国を生き延びた「宿将」の生涯。 1548年(天正17年)に山名豊定の次男として生まれた豊国。 かつて日本の多くの荘園を経営し、「六文の一殿」と呼ばれた名家・山名は、 戦国の荒波の中で消耗し、山名豊国は厳しい領地経営を強いられる。 尼子、毛利、織田と強大な勢力に挟まれた豊国は、 織田信長の指し示す「戦国の終わった世」の未来に憧れるが、 生き延びるために心ならずも多くの裏切りを行う。 変心の中で捨てることのなかった豊国の本心とは? 未来が見えない時代にも通じる豊国の生き様を描く歴史巨編。