jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

どうなる日本経済 どうする日本経済

ついこの間、衆議院が解散して選挙戦に突入した日本。
これが国民に与えられた本当に最後のチャンスなのかもしれません。
郵政民営化が本当に必要なのか?現時点では分かりませんが、
国の財政状況年金問題をダイナミックに転換するためには
大きな地殻変動が必要な気がしています。
安心感がなければ民族そのものが衰退していく可能性があります。
という前置きはおいておいて、
どうする日本経済 どうなる日本経済―日本経済について、
本当のことを話そうでは、
それらの事を経済の視点から解説してくれます。

この本で書かれている事は、兎に角日本にはオーバープレイヤーが
多すぎるの一言です。
確かに私が属している産業【情報サービス業】も市場規模の割りに
会社数は大小あわせるとかなりの数になります。

この構図はまったくゼネコンと同じです。
ゼネコンは総合建設会社とよく言われますが本来の意味は
ゼネラルコントラクター(全てを一括で請け負う)という意味だそうです。
まったく情報サービス業と同じです。
一部の会社が全てを請け負って、それを丸投げに近い形で
下請け・孫請けに出していきます。
これは作業単価が安いから可能なのですが・・・。
別にこの構図が悪いと言っている訳ではないのですが、
一ついつも引っかかる事があります。
それは、情報サービス業=サービス業?というものです。
私は、自分が作っているものは確かに最終的にはお客さまに
とってはサービスを提供しているかもしれませんが、
作る過程においてはモノづくりの製造業となんら変わる事が
ないと思っています。

その意識があるか無いかで、品質に対しての取り組み方、
チームで動く組織の作り方など色々と意見が食い違う事が
あるように最近感じています。
その場限りのサービスの提供しかできない社内体制・・・
それでは顧客満足度の向上は不可能かなと、
そんな事を考えながら読んでいました。

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