jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

「真田の具足師」を読んだ感想

戦国時代の具足師に焦点をあてるストーリーは良かったですが、すべての話に唐突感がありすぎて、少し勿体ない小説になっているように思いました。
あと、毛利勝永の紹介時に山内氏の家臣との記述になっている点があり、関ヶ原合戦後の状態(預かり監視)から全くの間違いではないけど、毛利勝永は秀吉の直臣だったのにこのような扱い・登場の仕方に少し違和感を感じてしまいました。なんか少し薄い?(残念)

2023年:40冊目 評価:☆☆☆

「武士を生かすも殺すも、わしらの腕一本や」 ――こう言い放つ気概ある具足師たちが、真田信繁を日の本一の兵(つわもの)にした! 本作の主人公・岩井与左衛門は、南都奈良の具足師(甲冑師)の家に生まれ、 修業を積んでいたが、あるとき「ズクを打った」(不良品を作った)と言われ、勘当される。 その才能を惜しみ、目をつけたのが徳川家康。 徳川軍が信濃の国衆・真田との戦いに惨敗した理由は、 真田兵が身に着けている「不死身(しなず)の具足」にあり、と考えた家康は、 与左衛門に真田潜入を命じる。 甲賀の忍びの女と夫婦を装い、真田の本拠地・上田に入った与左衛門だったが、そこで思いがけない光景を目にする。 赤備えをつくった具足師たちの命がけの闘いを描いた、戦国エンタテインメント。 真田vs徳川のもう一つの死闘に、手に汗握る傑作長編小説!