jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

「稼ぐ力をつけるリカレント教育」を読んだ感想

久しぶりに大前研一氏の著作を読みました。
組織の人材育成を考える中で、「リカレント教育」に関して
色々と考えさせられました。
本書の中で、伊勢丹のエピソードで退職金を上積みさせて
早期退職をさせるよりも対象者をリカレント教育することで
社会に貢献できるようにする点を述べられていた点は
ある意味以外でした。
著者のイメージではリストラクチャリングについては
積極的に推し進める考えかと思っていましたが
人材についての考え方は、それよりももう一歩深い
視点(教育者?)の考えだったことが新鮮でした。

2021年:29冊目 評価:☆☆☆

令和の時代を迎え、大前研一氏がもっとも訴えたいテーマの1つがこの「リカレント教育」です。 リカレント教育とは、社会に出てから10年おきに「学び直す」ことを意味しますが、大前氏が強調するのは、稼ぐ力をつけるための学び直しです。 社会の急速なデジタル化により、大学や大学院で学んだことも一瞬で陳腐化してしまう時代です。 このままでは定年まで乗り切ろうとする発想では生き残れません。 リカレント教育の意義、答えのない時代に求められる自ら答えを見つけ突破力をつける生き方がわかります。