jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

「55歳から やりたいことを全部やる!時間術」を読んだ感想

図書館で目に留まったので借りましたがサクッと読める文庫本でした。
この本は、人生後半をスッキリ生きるために何に・どう時間を使えばいいかを実践的にさらに女性視点も交えた内容でした。
著者の臼井由妃さんは、33歳で病身の夫から会社経営を託されてからは、生産性や効率の高め方を徹底的に追求しました。しかし、55歳を迎える頃に「これまで通りに、これまでと同じペースで時間と向き合っていいのだろうか?」と疑問に思ったそうです。
本書では55歳からバッサリ捨てるものと始めるもの、時間を割いて大事にするものを、人間関係や学び直し、仕事、家族関係などに分けて説明していきます。
印象に残ったのは、親の介護について、しっかりと親の意見も聴いておこうという話です。

2023年:27冊目 評価:☆☆☆

累計17万部突破のベストセラー 「やりたいことを全部やる!」シリーズ最新刊。 時間管理の達人の実践ヒント! 文庫書き下ろし。 大人の時間術は「効率」よりも「密度(質)」が大事。 カギは、「捨てる、始める、大事にする」こと。
●仕事は「60歳で5時間、70歳で3時間」
●モノの整理で「前に進む時間」をつくる
●メールチェックは「1日3回」
●「断り術」で自分時間を守る
●「空白」の予定を入れる
●「3カ月」で取得できる資格に挑戦する
●「道楽ビジネス」を見つける
●「友だち」は3人いればいい
●「プチプレゼント」の達人になる
●親や子どもは「遠くに暮らす知人」と割り切る ……など
「自分らしく生きる」ための、 仕事、人間関係、学び、家族への向き合い方を教えます。

「人生後半の戦略書」を読んだ感想

人生後半には、必ず落ちる(体力・気力・能力)という事を前提に、どのようにシフトチェンジ(キャリア再構築)していくべきなのかを詰め込んだビジネス書です。
私の周りでもキャリア後半に差し掛かる世代が多くなってきて、まさにその通りだと納得のできるお話が多かったです。
話の全編で、宗教色がある内容だったので、日本人にどこまで響くのか分かりませんが、モノの豊かさを実現した後は精神的な安寧を求めるのは世界共通なのかと思います。
ただ、普通の生活レベルを維持する為の富があってこその話だとは思います。

2023年:26冊目 評価:☆☆☆

なぜ人生は「後半」が不幸になってしまうのか? 誰にとっても不安な人生の変化が強さの源に変わる! 成功者の多くは、人生の前半は単純な成功法則に従っていることが多い。 プライベートを犠牲にして一心不乱に働き、出世階段を上り続ければ、 仕事も人生もうまくいくと考える。 その法則は確かに有効だが、永遠に通用するわけではない。 実は、人生の後半は別のルールに支配されている だから中年になると、成功しづらくなり、犠牲の対価に満足できなくなり、 家族との関係が枯れ切っていることに気づく。 その状況への対応策として、ますます仕事に力を注ぐことで、 衰えと弱さをカバーし、年々明らかになる変化を否定しようとする。 やがては怒りや恐怖、落胆に見舞われ、想像していたような、 喜びや満足や誇りに満ちた人生は叶わずに終わりがちだ。 しかし、その運命は変えられる! 人生の変化は避けられないが、変化が苦難になることは避けられる。 本書を読めば、人生の後半に恵まれる才能を享受し、優雅に、活き活きと、 確かな目的とともに生きる方法が見つかる。 ハーバード大教授、幸福について研究する異色の社会科学者、ベストセラー作家、 『アトランティック』誌の人気連載シリーズ「人生の築き方」の著者が贈る、 人生後半の指南書としての一冊が登場!

「ふたりの本多」を読んだ感想

タイトルは、ふたりの本多となっていますが、本多忠勝ではなく、本多正信が主人公の小説です。
本多正信を主人公にする小説は少ないので、興味を持って読みましたが、内容的には今一つでした。題材は良かったので、惜しい。

2023年:25冊目 評価:☆☆☆

武の忠勝、智の正信。 家康を支えた対照的なふたりの男たちの相克と和解を通して描く「どうする家康」。 生涯大小57回の合戦でかすり傷ひとつ負わず、「家康に過ぎたるものが二つあり、唐の頭に本多平八」と敵将からも称えられた、徳川四天王のひとり本多忠勝(平八郎)。「徳川の侍の多くは武勇一辺倒、しかしひとり正信は剛にあらず、柔にあらず、卑にあらず、非常の器」と、梟雄松永久秀に評され、家康が「友」と呼び、秀忠の老中も務めた本多正信。武略の忠勝、智略の正信。家康最大の危機の三河一向一揆から、三方ヶ原の合戦、伊賀越え、小田原征伐関ヶ原合戦まで、戦国時代を彩る主要な合戦を舞台に、武と智で家康の天下取りに貢献したふたりの本多の生涯を対比させて、家康が天下を獲るに至る徳川家の伸長を描く、書下ろし歴史小説

「家康 (八) 明国征服計画」を読んだ感想

小田原征伐後の関東への移転と朝鮮出兵が中心の話でしたが、タイトルにあるように本当に秀吉が明国の征服を考えていたのかは不明ですが、
キリスト教との兼ね合い等色々と背景はあるのかもしれませんが、今の時代のロシアと同じように、独裁者はある日突然他国への侵攻を考え始めるケースが多いと思います。その意味でも、戦前の日本も独裁国家だったのか?と改めて考えてみたいと思います。
今となっては当時の秀吉が何を考えて他国に侵攻したのかは分かりませんが、結果としては、この行為が豊臣政権の命脈を縮めた事は歴史の結果からも明白だと思います。

2023年:24冊目 評価:☆☆☆

関白秀吉は小田原征伐を果たし、家康に江戸への転封を命じた。盤石な基盤を築く一方でイエズス会と朝廷の板挟みに苦しみ、明国出兵を決意する。そこには思いもよらぬ秀吉の企みがあり……。民の命を守るため、この暴走を止められるのはもはや家康しかいない。天下を治める者だけが持つ人間の器とは。戦国大河シリーズ前期、堂々完結。

「未来の年表 業界大変化」を読んだ感想

前回は「未来の年表2」を読みましたが、引き続き業界ごとの未来予想図を予測した本になります。人口が急激に減少する中で、地方の過疎地では、生活を維持する事さえ厳しくなるという現実には明るい気持ちになることが出来ません。
こんな状況下で日本の政治も大きく変わることがなく、このままで良いのか子供達の世代はかなり心配です。
書籍の中で「戦略的に縮む」と繰り返し述べられていますが、その為にも地方再編のキーとして「コンパクトシティ」推進の必要性を改めて感じました。

2023年:23冊目 評価:☆☆☆

人口減少日本で各業種・職種や公共サービスに何が起こるのか? 実人数が減り消費量が落ち込む「ダブルの縮小」に見舞われるこの国は一体どうすればいいのか? 瀬戸際の日本にこれから起きる大変化を詳細かつ大胆に描きつつ、「戦略的に縮む」という成長モデルの手順を深掘りし、「未来のトリセツ」として具体的に示す。

「家康(七)秀吉との和睦 」を読んだ感想

局地戦では勝利しましたが、大地震が無ければその後の家康の位置づけも違ってきていたかもしれません。その意味でも、何事にも良いタイミングというものはあるものですね。意外とこのシリーズでの秀吉は、悪い感じには書かれていなかったです。

2023年:22冊目 評価:☆☆☆

小牧・長久手の戦いで大勝した信雄・家康軍。歓喜の中にも戦への悲しさが拭えず「欣求浄土」への想いを新たにするが、秀吉の知略はそんな理想をも呑み込もうとしていた――。信雄が関白秀吉に取り込まれ、大義名分を失った家康はじわじわと窮地に立たされる。さらに天正地震が襲い――。天下人への険しい道を描く、戦国大河シリーズ!!

「家康〈六〉 小牧・長久手の戦い」を読んだ感想

局地戦に強い家康の真骨頂が、小牧・長久手の戦いでは存分に活かされたと思います。

2023年:21冊目 評価:☆☆☆

秀吉は暗躍するイエズス会を通じ、光秀の裏切りを事前に知っていた。盟友信長を亡くした家康は、逆臣に戦いを挑むことを決意する。弔い合戦としてまず北条勢を撃退した後、いよいよ秀吉と対峙する――。この戦いは欣求浄土へ向けた最初の挑戦である。最新史料をもとに家康の生き様を描いた戦国大河シリーズ「信長編」全六冊堂々完結! !

「家康〈五〉 本能寺の変」を読んだ感想

本能寺の変の裏で切支丹の蠢動があったとの説は、なるほどなぁと思いました。確かに山崎の戦では、切支丹武将が先陣で戦っていたので、面白い着眼点でした。
その後の神君伊賀越えと本多正信の合流の流れも驚きでした。
いつも本多正信は、いつの間にか家康の横に居ましたが、今回の小説ではそのあたりもしっかりと書かれていて良かったです。

2023年:20冊目 評価:☆☆☆

安土城を訪れた家康は、天皇をも超えようとしている信長に圧倒されると同時に、危うさを感じずにはいられなかった。足利義昭を擁立する朝廷、イエズス会の不気味な沈黙。そして、変は起きた――。最新史料をもとに描かれた本能寺の変の裏側。生涯最大の危機といわれた「伊賀越え」の真相とは。かつてないリアリティで描く、傑作戦国大河第五弾!

「未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること」を読んだ感想

昨日図書館に行くと、会社のキャリア研修で講師をされていた徳岡晃一郎先生が参考書として挙げられていた本があったので、さっそく借りてきて読んでみました。
人口減少社会で、個人としてどうしていくべきなのか色々と示唆に富んだ内容でした。地方の子供が少なくなって、複数校で一つのチーム部活動を行う話などは、まさに身につまされる話でした。
今の社会を現状維持する為には、出生率と出生数の増加が必要ですが、それとは真逆の社会になってきている中で、個人として出来ることは元気に長く働くこと?

2023年:19冊目 評価:☆☆☆

本書は、『未来の年表』の続編である。ベストセラーの続編というのは大抵、前著の余勢を駆った「二匹目のどじょう狙い」である。しかし、本書は決して二番煎じをしようというものではない。「人口減少カレンダー」だけでは、少子高齢化という巨大なモンスターの全貌をとらえるには限界があった。だから今回は、全く違うアプローチで迫る。 今回は、少子高齢化や人口減少が人々の暮らしにどのような形で降りかかってくるかを、あなたの生活に即しながら明らかにする。言うなれば、これからあなたに起きることを、お中元やお歳暮のギフトカタログのように一覧してみようというのだ。 前著『未来の年表』が年代順というタテ軸を用いて俯瞰したのに対し、本書は起きる出来事を「ヨコ軸」、すなわち面としての広がりをもって眺める。 少子高齢化や人口減少で起きることを、家庭、職場、地域社会といったトピックスに分けてカタログ化すれば、さまざまなシーンを「あなた自身の問題」として具体的に置き換えることができる。そしてそれは、10年後、20年後の日本でうまく立ち回っていくための指針となる。

「家康〈四〉 甲州征伐」を読んだ感想

今年の大河ドラマは「どうする家康」ですが、こちらの小説を原作にしていたらもう少し面白く見応えあるドラマになっていたのでは?と思います。
長篠の戦以降の武田家との攻防が描かれていますが、築山殿と信康の箇所なども丁寧に納得感のある内容でした。

2023年:18冊目 評価:☆☆☆

三十五歳の家康は、長篠の戦いに大勝し、その名を天下にとどろかせていた。宿敵・武田との不気味なにらみ合いが続く中、勝頼の謀略が息子・信康に迫る。妻子との悲しき決別。この無念を一生抱えることを誓った家康は、泰平の世への決意を新たにする。そして訪れる信長との最後の日々。天下統一直前の信長が家康に遺した言葉とは。戦国大河第四弾!