2023-07-09 「家康 (八) 明国征服計画」を読んだ感想 歴史小説 小田原征伐後の関東への移転と朝鮮出兵が中心の話でしたが、タイトルにあるように本当に秀吉が明国の征服を考えていたのかは不明ですが、キリスト教との兼ね合い等色々と背景はあるのかもしれませんが、今の時代のロシアと同じように、独裁者はある日突然他国への侵攻を考え始めるケースが多いと思います。その意味でも、戦前の日本も独裁国家だったのか?と改めて考えてみたいと思います。今となっては当時の秀吉が何を考えて他国に侵攻したのかは分かりませんが、結果としては、この行為が豊臣政権の命脈を縮めた事は歴史の結果からも明白だと思います。2023年:24冊目 評価:☆☆☆ 家康 (八) 明国征服計画 (幻冬舎時代小説文庫 あ 76-10) 作者:安部 龍太郎 幻冬舎 Amazon 関白秀吉は小田原征伐を果たし、家康に江戸への転封を命じた。盤石な基盤を築く一方でイエズス会と朝廷の板挟みに苦しみ、明国出兵を決意する。そこには思いもよらぬ秀吉の企みがあり……。民の命を守るため、この暴走を止められるのはもはや家康しかいない。天下を治める者だけが持つ人間の器とは。戦国大河シリーズ前期、堂々完結。