2020-07-21 「まむし三代記」を読んだ感想 歴史小説 斎藤道三の父親である、法蓮房こと”松波 庄五郎”が物語の中心となる美濃の国盗り物語です。これまでの定説(主に司馬遼太郎の歴史小説)を覆したお話で、”国滅ぼし”をキーワードに歴史小説というよりも、サスペンス小説のような展開で、非常に面白かったです。さすがに三代記なので、450ページ近い大作で読み終わるまで少し時間がかかりました。また、3代目の斎藤義龍を非常に好青年として描いているあたりはだいぶん他の小説とは印象が違いました。見方を変えればここまで変わるものですね。2020年:6冊目 評価:☆☆☆☆ まむし三代記 作者:木下 昌輝 発売日: 2020/02/07 メディア: 単行本