jamsworldの徒然なる雑記帖

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「黒田如水」を読んだ感想

吉川英治作の黒田如水を読みました。
題名は、晩年の名乗りですが、物語は青年期の話でした。
青年期、織田家への臣従から荒木村重の謀反によって
囚われて解放されるまでの物語が非常に良く纏まって
いて良い話でした。
2021年:17冊目 評価:☆☆☆ 

黒田如水

黒田如水

 

激しい戦国の世で、御着城主・小寺政職は、東に織田信長、西に毛利輝元の勢力に挟まれ、身の振り方をどうするか決断を迫られていた。彼に仕えている若き家老・黒田官兵衛は、織田側につくことを提案。その結果、官兵衛が使者として信長がいる岐阜へ赴く。さっそく信長との仲介を羽柴藤吉郎へ頼みに行くと、軍師・竹中半兵衛に引き合わされる。それは、官兵衛にとって、運命の歯車が廻り始めた瞬間だった…。