2007-01-04 新平等社会 ビジネス書 去年の年末年始には著者の前作「希望格差社会」を読んで深い感銘を受けました。今回は、第1部ではその論文の総まとめという感じで、問題に対する解決策を提示されている。しかし、著者が提示した解決策だけではこの問題は解決しないのではないかとも思う。ここまで問題が深刻化するのに15年ほど、解決に至るまでにやはり15年はかかりそうな気がします。しかし、第1部と第2部では書き下ろしと既存文書の違いか、本を最後まで読んでいて全体としてなんとなくしっくりこなかったです。これでは、新書として第1部のみを発表した方が良かったと思うのは私だけ? 2007年:3冊目 「希望格差」を超えて 新平等社会 作者:山田 昌弘 発売日: 2006/09/15 メディア: 単行本