jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

勉学術

本のカバーデザインから期待して読み始めましたが個人的に
非常に納得のできない本でした。
著者の書かれている内容が、かなり誘導的・恣意的な感じがします。
例えば、16世紀の日本人の生活様式で紹介している
ルイス・フロイスは戦国時代にキリスト教を布教しに来た人なのに、
武士道の話の流れで引用しているのは何だかおかしいと感じます。
武士道は、江戸時代以降の話であって、
戦国時代にはそんなに語られていないはずですが・・・
なぜこの話をするためにルイス・フロイスの著作を
ここで記述したのか・・・この辺に持論を語るために
あえて時代を無視して持ち出してきている印象があります。
また、キリスト教がすべての根底にあるという考え方もどうかなと思う。
多様な考え方の根底にあるのはひとつだけではないと思うけどね。
でも宗教に関してはしっかり勉強をしてみることはあらためて必要と思う。

2007年:12冊目 

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