jamsworldの徒然なる雑記帖

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「誉れの赤」を読んだ感想

下級武士を主人公にした、歴史小説です。
一兵士から見た戦場の描写は緊迫感があり
楽しめました。

ただ、徳川家康が甲斐・信濃を取り込んだ際に
武田家の旧臣を数多く抱えましたが
今回の話では、少し触れているだけだったので
このあたりをもう少し突っ込んだ描写があれば
違った視点で物語に深みが出たかなと思います。

2021年:37冊目 評価:☆☆☆☆

戦場で最も目立つ朱色の具足。武田信玄配下の戦国最強部隊「赤備え」。赤備え山縣隊の一員であった甲斐地侍の勘五郎と幼馴染みの藤太は、長篠の戦いの大敗により、徳川へ主家替えを余儀なくされる。新しい主は赤鬼と呼ばれる井伊直政。戦国の終焉と最後の「赤の遺伝子」を受け継ぐ二人の武士の生き様とは。