経済の世界勢力図
元ミスター円こと榊原教授が書かれた世界経済についての本です。
先週末に購入して寝る前に時間を作って読み終わりました。
書籍の中でも出てきますが最近のキーワードとして
「BRICｓ（ブラジル・ロシア・インド・中国）」があります。
それぞれ今後の経済成長がもっとも期待されている国ですね。
そんな中で私個人の意見としては、これからアジア中心に
シフトしていく事が日本の国益に沿う形になると言う著者の
意見に対して概ね間違っていないと思います。
これだけメイドインチャイナが日本に溢れている中で、
その現実を無視する事はできません。
そうかといって、アメリカとの関係を今悪化させる動きを
するのは非常に怖いとも思います。
なにせ世界の警察からいつの間にか、世界の暴れん坊になっているので
日本だって一歩間違うと目を付けられない事も無いとはいえません。
そんな転換期の真っ只中で個人レベルでどのように対応すればよいか
本を読んであらためて考えました。
最後の国債を買っておけば安心という記述について著者が
元大蔵省出身者というところが少し出ていたように感じました。
安心は安心だけど全然リターンが無いので本当の意味で、
資産運用に適しているかは疑問があるところです。
もちろん国債を買う資産があればの話なのであまり私には関係ないけどね（＾＾；）
最後にアジア共通の通貨構想は興味深いです。
本当に実現するためには、日本が円を捨てて元を使う意気込みが無いと
多分実現できないでしょうね・・・
でもそのためには色々と障害があるようです。
