jamsworldの徒然なる雑記帖

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「箱庭」を読んだ感想

一つの手紙を手掛かりに、いろんな謎を手繰り寄せていく
話は秀逸でした。
2021年:22冊目 評価:☆☆☆

浅見光彦は、普段冷静な義姉・和子がひどく落ち込んでいる姿が気になっていた。原因は彼女に送られてきた、差出人不明の脅迫めいた手紙。「キジも鳴かずば撃たれまい」と書かれた便箋と、中学時代の和子と友人・三橋静江が写った写真が同封されていた。消印には島根県の「益田」という地名が。不安で怯える和子のために、光彦は島根へ。「消印」から殺人事件へと徐々に巻き込まれてゆく。