2021-09-05 「箱庭」を読んだ感想 一つの手紙を手掛かりに、いろんな謎を手繰り寄せていく話は秀逸でした。2021年:22冊目 評価:☆☆☆ 箱庭 (徳間文庫) 作者:内田 康夫 徳間書店 Amazon 浅見光彦は、普段冷静な義姉・和子がひどく落ち込んでいる姿が気になっていた。原因は彼女に送られてきた、差出人不明の脅迫めいた手紙。「キジも鳴かずば撃たれまい」と書かれた便箋と、中学時代の和子と友人・三橋静江が写った写真が同封されていた。消印には島根県の「益田」という地名が。不安で怯える和子のために、光彦は島根へ。「消印」から殺人事件へと徐々に巻き込まれてゆく。