jamsworldの徒然なる雑記帖

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「北天に楽土あり 最上義光伝」を読んだ感想

関ヶ原までの東北での戦いが丁寧に描かれており
その時、どう動いていたのか色々と新しい発見が
あった歴史小説でした。
NHK大河ドラマ独眼竜政宗」では、最上義光
演じていた俳優の渋さが記憶に残っていましたが
新しい人物像でした。

2021年:34冊目 評価:☆☆☆☆

伊達政宗の伯父にして山形の礎を築いた戦国大名最上義光。父との確執、妹への思い、娘に対する後悔、甥との戦。故郷を愛するがゆえ、戦場を駆ける北国の領主には数々の困難が待ち受けていた。調略で戦国乱世を生き抜いた荒武者の願いとは……。策謀に長けた人物とのイメージとは裏腹に、詩歌に親しむ一面を持ち合わせ、幼少期は凡庸の評さえもあったという最上義光の苛烈な一生!