2021-10-03 「北天に楽土あり 最上義光伝」を読んだ感想 歴史小説 関ヶ原までの東北での戦いが丁寧に描かれておりその時、どう動いていたのか色々と新しい発見があった歴史小説でした。NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」では、最上義光を演じていた俳優の渋さが記憶に残っていましたが新しい人物像でした。2021年:34冊目 評価:☆☆☆☆ 北天に楽土あり 最上義光伝 (徳間文庫) 作者:天野純希 徳間書店 Amazon 伊達政宗の伯父にして山形の礎を築いた戦国大名・最上義光。父との確執、妹への思い、娘に対する後悔、甥との戦。故郷を愛するがゆえ、戦場を駆ける北国の領主には数々の困難が待ち受けていた。調略で戦国乱世を生き抜いた荒武者の願いとは……。策謀に長けた人物とのイメージとは裏腹に、詩歌に親しむ一面を持ち合わせ、幼少期は凡庸の評さえもあったという最上義光の苛烈な一生!