今から25年以上昔に、津本陽氏の「鎮西八郎為朝」を読んだ時の
衝撃は忘れていません。
子供心?にも、このような武士が日本に実在していたのか?と
思ったものです。
今回、矢野隆氏の「朝嵐」を読んで、その時の記憶を思い
起こしながら楽しく読み終わりました。
「鎮西八郎為朝」の呼び名は、カッコいいなぁと
当時は思っていましたが、九州の地元武士団からすると
いきなり都から暴風雨のような為朝が来て暴れまわった状態は
迷惑千万だっただろうなと思いました。
為朝の子孫が、琉球王国の始祖との文献もあるようなので
このあたりを題材に続編として描かれることを期待しています。
2020年:8冊目 評価:☆☆☆