2021-02-06 「足利の血脈」を読んだ感想 歴史小説 歴代の関東公方(足利)を中心としたお話です。最近は、室町時代の歴史小説を読むことが多いですが以前はよく分かっていなかった室町時代の関東の状況が少しずつですが理解できてきた気がします。アンソロジーとして1つの話を複数の作者が紡ぐ内容ですが、ストーリーとしては上手くつながっていたと思います。「さくらの里の隠密」を中心に持ってくるのであれば後半の話では何でもアリの能力を持っているのに、前半の襲撃で全滅に近い状態だったりと少し整合性が取れていなかった点は残念なところ。2021年:3冊目 評価:☆☆☆ 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー 作者:秋山 香乃,荒山 徹,川越 宗一,木下 昌輝,鈴木 英治,早見 俊,谷津 矢車 発売日: 2020/12/19 メディア: 単行本(ソフトカバー)