jamsworldの徒然なる雑記帖

主に書籍感想を掲載します。その他にはデジタルガジェット購入記録や日々の雑記帳等として。

「足利の血脈」を読んだ感想

歴代の関東公方(足利)を中心としたお話です。
最近は、室町時代歴史小説を読むことが多いですが
以前はよく分かっていなかった室町時代の関東の状況が
少しずつですが理解できてきた気がします。
アンソロジーとして1つの話を複数の作者が紡ぐ
内容ですが、ストーリーとしては上手くつながって
いたと思います。

「さくらの里の隠密」を中心に持ってくるのであれば
後半の話では何でもアリの能力を持っているのに、
前半の襲撃で全滅に近い状態だったりと
少し整合性が取れていなかった点は残念なところ。

2021年:3冊目 評価:☆☆☆