題名だけ読むと、猛将「立花宗茂」とそれを支えた武将の話かと
思っていましたが、文中ではほとんど立花宗茂が登場することなく
戸次道雪が立花家を継承する前の「立花家」を支えた武将のお話でした。
著者の本は、歴史エンターテインメントと呼ぶに相応しい物語です。
今回も、史実の小さな物語を男女の思いを軸に膨らませていき
最後まで描き切るストリーテーラーとしては見事です。
ただ、毎回大友サーガシリーズを堪能していますが、そろそろ
戸次道雪~立花宗茂に至る物語を大名視点で読みたいところ。
2020年:2冊目 評価:☆☆☆
- 価格: 1540 円
- 楽天で詳細を見る